クラブ・ブルージュのMF本間至恩が不遇の扱いを受け、現地でも話題を呼んでいる。

アルビレックス新潟の下部組織で育った本間は、2019年2月にトップチーム昇格。新潟の10番を背負って高いパフォーマンスを見せると、2022年7月にクラブ・ブルージュのセカンドチームにあたるClub NXTに完全移籍した。

ファーストチーム昇格を目指しチャレンジャー・プロ・リーグ(ベルギー2部)で19試合3ゴール3アシストを記録すると、シーズン終盤のプレーオフでファーストチームに呼ばれ、2試合で1ゴール1アシストを記録。今シーズンからファーストチーム登録された。

しかし、今シーズンも主戦場はClub NXTに。ベルギー2部で8試合に出場し3アシストを記録。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)ではメンバー入りすらできない状況であり、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の予選と本戦で1試合ずつ起用されただけとなっている。

昨シーズン終盤の期待感から一転して、完全に構想外となっている本間。その大きな原因が、今季から指揮を執るロニー・デイラ監督にあるとのこと。ベルギー『Le Soir(ル・ソワール)』は「昨シーズン、ユニオン処刑人であった本間至恩に何が起きたのか?」と題し、不遇の状況について伝えた。

チャンスなしの状況を受け『Le Soir』は「ロニー・デイラ監督は本間という極上のジョーカーを無視」と報道。プレシーズンではチャンスをもらっていることを引き合いに出し、「さらなる活躍の前触れかと思われたが、残念なことにそれは無駄な希望だった」と、不遇の扱いを受けていることへの疑問を投げかけていた。

これを受け、本間はここでの将来は期待できないだろうと報道。退団する可能性を伝えており、「デイラ監督の一流の引き出しにはどうやら入っていないようだ」とし、「彼は無名の選手で、クラブでのキャリアを終える可能性がある」と本間の扱いに疑問を投げかけていた。

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