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 ポーランドで開催された総合格闘技(MMA)イベントの一戦が話題となっている。対戦カードは50歳女性のゴーチャ・マジカル(50歳)と、息子のダニエル・マジカルの元カノだった19歳の女性ニキータだ。

 ゴーチャと息子のダニエルはTikTokで人気の親子だが、ダニエルが数か月前に内縁関係にあったニキータと破局したこと、またニキータ総合格闘技の経験者であることからこの試合が組まれた。

 その結果、母親は元カノに強烈なカウンターを浴びせ、見事勝利したのだ。

【画像】 母親と息子の元カノのMMA因縁試合

 10月28日ポーランドのプウォツク市で開催されたクラウトMMAのイベントで因縁の対決が行われた。

 ダニエル・マジカルの母親であるゴーチャ・マジカル(50歳)と、ダニエルの元カノであるニキータ(19歳)との一戦だ。

 マジカル親子はTikTokで人気の配信者だが、数か月前ダニエルがニキータとあと腐れのある別れ方をしたようで、TikTokを通じて争いあっていた。

 息子を愛する母親としては、その無念を晴らしてやりたい。ニキータは格闘技の経験者だったため、じゃあリングで決着をつけようじゃないか?ということで、MMA(総合格闘技)による試合が組まれたのだ。

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1回戦で母親が左ストレートでダウンを奪う

 キックボクシングルール(2分3R)が採用され、両者グローブをつけてリングに上がった。

 そして1回戦、ゴーチャの左ストレートが決まり、ニキータはダウンする。

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 ゴーチャは格闘技経験があるわけではないが、この試合に備え数か月間トレーニングを続けていたという。

 ニキータは2023年5月にデビュー戦を果たしているがが、この時は判定負けだったという。

 ニキータのダウンをとったゴーチャはその後も攻め続け、パンチやヒザ蹴りを炸裂させ、1回戦は母親のゴーチャが優勢で終わった。

2回戦で母親が勝利

 続く2回戦、ニキータは何度か蹴りを放つもゴーチャは耐えて反撃し、パンチを当てると倒れこむニキータ。覆いかぶさりさらにパンチを繰り出すも、ニキータは顔を覆い、レフリーが戦闘不能と判断し、試合を中断させた。

 3回戦を行うまでもなく母親ゴーチャの勝利に終わる。

 この試合はネット上で大きな反響を呼び「究極の復讐」とコメントする人がいれば、「母の愛は強し」「ローガンvsディロンよりも面白い」と評価する声もあった。

 また「この背後にある確執を知りたい」と言及するユーザーもいた。

 このような異色の対決は、時に人々の熱狂を呼び起こすことがある。単なるエンターテイメントを超え、人々の憂さ晴らしや不満のはけ口になることも珍しくない。

 どちらかに肩入れすることで自分が正義の代弁者になったような気になってしまうこともあるようだが、そもそも男女の恋愛事情は複雑だ。勧善懲悪など存在しないのだから。

written by parumo

 
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因縁の対決。息子の元カノを総合格闘技の試合でノックアウトした母親