セルティックは4日、アウェイで行われたスコティッシュ・プレミアシップ第12節でロス・カウンティと対戦し、3-0で勝利した。

ミッドウィーク開催のセント・ミレン戦を2-1で勝利し、公式戦3試合ぶりの白星を手にした首位のセルティック。週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のアトレティコ・マドリーとのリターンレグを控えるなか、10位のロス・カウンティ相手に連勝を狙った。

FW前田大然がスタメン起用となった一方で、FW古橋亨梧はDF岩田智輝と共にベンチスタート。負傷のMF旗手怜央はDF小林友希と共にベンチ外となった。

立ち上がりから押し込む入りとなったセルティック。開始早々のゴールとはならなかったが、10分に相手DFブラウンが足裏を見せた危険なタックルで一発退場となり、残り80分余りを数的優位で戦う形となった。

相手が守り慣れる前に先制点を奪いたいアウェイチームはここから攻勢を強める。右ウイングに入った前田も背後への飛び出しやドリブルでの仕掛けでチャンスを窺う。

21分にはボックス手前右でカットインから左足を振り抜くが、枠を捉えたシュートは相手DFの身体を張ったブロックに遭う。さらに、31分には右サイドで背後を取った前田がディフェンスラインとGKの間へ絶妙なクロスを供給。オ・ヒョンギュがスライディングシュートで押し込んだが、これは前田の抜け出しのタイミングでの微妙なオフサイドを取られてゴール取り消しとなった。

前半終盤にかけても焦れずに攻勢を継続するセルティックは、ターンブルやマクレガーのミドルシュートなどで相手GKにファインセーブを強いると、その形からハーフタイム直前にゴールをこじ開ける。前半アディショナルタイム7分、ペナルティアーク左でスケールズから足元にパスを受けたターンブルが右への短い持ち出しから鋭い右足のグラウンダーシュートをゴール左下隅へ突き刺した。

数的優位に加えてリードを手にして後半に臨んだセルティック。引き続き圧倒的にボールを握りながら、相手を引き出して早い時間帯の追加点を目指す。

ロジャーズ監督は62分に3枚替えを敢行。前田やターンブルを下げて古橋、パルマらを投入した。すると、直後の64分には古橋にいきなりの見せ場。ボックス右で後方からの浮き球パスを絶妙なファーストタッチで収めてすぐさま右足を振る。だが、これは相手GKの好守に遭う。さらに、こぼれ球に詰めたヤン・ヒョンジュンのシュートも見事なセーブに阻まれた。

その後も完全にノっている相手守護神の再三の好守に阻まれてゴールが遠いセルティック。しかし、78分にはボックス手前左でマクレガーからの横パスを受けたパルマが右足を一閃。ややドライブ回転がかかった鋭いミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり、前半のターンブルに続くファインゴールで待望の2点目を奪った。

この直後にも裏抜けした古橋が際どいシュートでゴールに迫るなか、82分にはマクレガーに代わって岩田が投入される。すると、83分には同じタイミングで投入されたフォレストがパルマの左サイド深くで上げた正確なクロスを丁寧なヘディングで合わせ、トドメの3点目とした。

その後、試合終了間際には古橋に4点目のチャンスが訪れたが、ここはロス・カウンティ守護神の意地のビッグセーブに阻まれた。それでも、10人のホームチームにきっちり勝ち切ったセルティックリーグ連勝でアトレティコ戦へ弾みを付けた。

ロス・カウンティ 0-3 セルティック
【ロス・カウンティ】
セルティック
ターンブル(45分+7)
パルマ(78分)
フォレスト(83分)

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