プレミアリーグ第11節が4日に行われ、マンチェスター・シティとボーンマスが対戦した。

 前々節にブライトンを下しリーグ戦3試合ぶりの白星を手にしたマンチェスター・シティマンチェスター・ユナイテッドとのダービーとなった前節は、敵地ながら3-0と圧巻の強さを見せつけ連勝を飾った。3連勝を目指し本拠地に迎えるのは17位のボーンマス。前節はアンドニ・イラオラ体制での待望の初勝利を手にしている。

 試合は序盤からマンチェスター・シティが圧倒的にボールを保持する展開に。中盤でのパス交換でボーンマスを押し込み、サイドの深い位置から中央のアーリング・ハーランドを狙ったクロスで多く供給する。中盤の底に入るロドリのミドルシュートや左サイドジェレミー・ドクの突破からもチャンスを作っていたなか、22分には右からの柔らかいクロスにハーランドが頭で合わせたが、シュートは惜しくも左ポストを直撃した。

 攻勢を強めるマンチェスター・シティは28分、CKの流れからベルナルド・シルヴァが際どいミドルシュートを放つも枠を捉えきれず。続く30分には左からカットインしたドクがロドリとのワンツーでボックス内へ侵入。そのままシュートを放つと、これがゴール右下隅に吸い込まれ、ホームチームが先制に成功した。わずか3分後には右サイドに開いたドクが深い位置から中央へ折り返すと、B・シルヴァがダイレクトでネットを揺らしリードを広げる。

 37分にはドクがボックス手前から左足を振り抜くと、シュートはマヌエル・アカンジに当たってゴール右隅へ。マンチェスター・シティが前半だけで3点のリードを奪った。反撃に出たいボーンマスだが、奪ったボールを前線で収めることができず押し込まれる展開が続く。前半はこのまま3-0で折り返した。

47分、ボーンマスはボックス内右へ抜け出したライアンクリスティーが中央へグラウンダーで折り返し、最後はドミニク・ソランケがネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められず。52分にもクリスティーのボール奪取から際どいシーンを作るなど、積極的な入りを見せる。61分には縦パスをフィリップ・ビリングがフリックし、最後はボックス内のソランケが右足を振り抜いたが、強烈なシュートは左ポストを直撃した。

 対するマンチェスター・シティは64分、左サイドでボールを受けたドクがカットインで仕掛けてボックス中央へ送ると、走り込んできたフィル・フォーデンがワントラップから冷静に流し込み追加点を奪った。4点ビハインドとなったボーンマスは74分、後方からのロングパスを受けたマックス・アーロンズが右からグラウンダーのクロスを供給。最後はルイス・シニステラが冷静に押し込みネットを揺らした。

 83分にはドクの長いスルーパスに抜け出したB・シルヴァが、ボックス内でDFを交わし最後は柔らかいループシュートを沈めリードを5点に広げる。さらに88分にはオスカー・ボブの右からの低いクロスにネイサン・アケがダイビングヘッドで合わせてネットを揺らした。試合はこのまま6-1で終了し、マンチェスター・シティリーグ戦3連勝を飾った。次節、マンチェスター・シティは12日にアウェイでチェルシーと、ボーンマスは11日にホームでニューカッスルと対戦する。

【スコア】
マンチェスター・シティ 6-1 ボーンマス

【得点者】
1-0 30分 ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ
2-0 33分 ベルナルド・シルヴァ(マンチェスター・シティ
3-0 37分 マヌエル・アカンジ(マンチェスター・シティ
4-0 64分 フィル・フォーデンマンチェスター・シティ
4-1 74分 ルイス・シニステラ(ボーンマス)
5-1 83分 ベルナルド・シルヴァ(マンチェスター・シティ
6-1 88分 ネイサン・アケ(マンチェスター・シティ

マンチェスター・シティがボーンマスに6発快勝 [写真]=Getty Images