プレミアリーグ第11節が4日に行われ、エヴァートンブライトンが対戦した。

 前節は先制しながらもフルアムと1-1のドローに終わり、リーグ戦4試合未勝利となった7位ブライトン。今節はここまで3勝1分6敗で15位に低迷しているエヴァートンをホームに迎えての一戦。リーグ戦5試合ぶりの白星を掴み、勢いを取り戻すことはできるだろうか。リーグ戦5試合連続でスタメンに名を連ねた日本代表FW三笘薫の活躍にも期待がかかる。

最初の決定機は3分のエヴァートン。左サイドの敵陣深くに抜け出したドワイト・マクニールがクロスを供給し、こぼれ球を最後はアブドゥライェ・ドゥクレがボレーで狙うもGKバルトフェルブルッヘンがセーブ。7分には再びマクニールが左からクロスを送り、ビタリー・マイコレンコがシュートを放つ。これはGKにセーブされるも、こぼれ球を自らボレーで叩き込み、ホームチームが先制に成功した。

 14分、ブライトンは敵陣中央でFKを獲得すると、パスカルグロスの柔らかいボールにルイス・ダンクが左足で合わせてネットを揺らした。しかし、VAR介入の結果オフサイドがあったとして得点は認められず。ブライトンは後方からのビルドアップで前進を試みるも、ミスが目立ち相手にボールを奪取されるシーンが続く。三笘も随所でするドリブル突破を見せるも、決定機を作るまでには至らない。

 その後もブライトンはボール保持率を高めるものの、エヴァートンの強固なブロックに苦戦し、なかなかシュートまで持ち込むことができない。前半はこのまま1-0で折り返した。

 1点ビハインドブライトンは後半開始と同時にジョアン・ペドロを投入し状況の打開を図る。55分にはボックス手前正面でFKを獲得し、ダンクが右足で直接狙ったが、枠の右上隅へ飛んだシュートはGKジョーダン・ピックフォードが好セーブ。67分には三笘がドリブルでボックス内左の深い位置まで侵入し、折り返しのこぼれ球をグロスが狙ったが、シュートは枠の上へ外れた。

 守備の時間が続いていたエヴァートンは75分、ボックス手前左からマクニールが左足を振り抜くも、鋭いシュートは惜しくも枠の右へ。直後にはドゥクレの突破からドミニク・カルバート・ルーウィンにチャンスが訪れたが、ブライトンDFも粘り強い対応でシュートを打たせない。84分、ブライトンは三笘が深い切り返しから左足でクロスを上げると、DFアシュリーヤングに当たったボールがGKの頭上を抜いてネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 試合はこのまま1-1で終了。エヴァートンは連署を逃し、ブライトンは5試合ぶりの白星を逃した。次節、エヴァートンは11日にアウェイでクリスタル・パレスと、ブライトンは12日にホームでシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。

【スコア】
エヴァートン 1-1 ブライトン

【得点者】
1-0 7分 ビタリー・マイコレンコ(エヴァートン
1-1 84分 アシュリーヤングオウンゴールブライトン

ブライトンは1-1ドロー決着 [写真]=Getty Images