WOWOW入魂の大型ドラマシリーズとして4月から放送・配信されてきた『連続ドラマW フィクサー』。社会の裏側で暗躍する“黒幕”の姿を描く本作は、10月からはSeason3の第1話から第4話が放送・配信されてきたが、いよいよ最終話となる第5話が、本日11月5日(日) に放送される。

本シリーズは、唐沢寿明が演じるフィクサー=設楽拳一を軸に、大物代議士・須崎(小林薫)や総理大臣などの政治家たち、その動向を追いかけるジャーナリストの沢村玲子(内田有紀)、警視庁捜査一課の板倉(小泉孝太郎)をはじめとする警察の面々など、さまざまな立場のキャラクターが織りなす群像劇だ。そんな3シーズンにわたるドラマの中で核となる要素として描かれてきたのが、町田啓太演じる元新聞記者の渡辺達哉と拳一の関係だ。

フィクサーの拳一と、当時新聞記者だった達哉は、Season1で描かれた内閣総理大臣の交通事故をきっかけに接触をもった。スクープを追う達哉は、姿を見せないまま情報をもたらす拳一とコンタクトを取り、彼に興味を抱く。その後、達哉は冤罪事件に巻き込まれ、支援を申し出た拳一とさらに深く関わるようになる。なぜ、拳一は自分のためにそこまでするのか? やがて達哉は母子家庭で育った自分の本当の父親が拳一であると知る。しかし、拳一は達哉に対して距離を保ち、自分の息子だと認めないどころか、達哉を利用することすら厭わない。

そんな“利用っぷり”が特に激しいのがSeason3だ。拳一の“ささやき”によって東京都知事選に出馬した達哉は、あろうことか東京湾埋め立て工事をめぐる誘拐事件の人質交換を自ら名乗り出る。実はこれも誘拐事件の交渉役である拳一の秘策の一環で、達哉は巧みな誘導にまんまと乗せられているだけなのだが、このヒロイックな行動の結果、劣勢だった達哉の支持率は急上昇。選挙で争う都議会のドン・黒羽らの陣営に大ショックを与えることになる……。

選挙の局面は好転したとはいえ、利用するどころか、ついには身の危険すらある状況に達哉を送り込む拳一。名探偵が如く何でもお見通しな拳一の目には、達哉はどう映っているのか。親子でありながら微妙な距離感のふたりを見守ってきた観客にとって最も気になるポイントに違いないが、Season3最終話となる第5話では、いよいよふたりの関係に“決定的な瞬間”が訪れる。拳一は何を語るのか? 達哉はどんな行動を取るのか? そして唐沢と町田はそれをどう演じきるのか? 本シリーズの正真正銘のクライマックス、ぜひその瞬間を見届けてほしい。

Season3の第1話は、WOWOWオンデマンドでは11月13日(月) まで無料で配信中。Season1の全5話、Season2の全5話、Season3の第1話から第4話はWOWOWオンデマンドで配信中で、同第5話も本日午後10時からの放送終了後に配信される予定だ。

<作品情報>
WOWOW『連続ドラマW フィクサー Season3』

放送:毎週日曜午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】
配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信 [無料トライアル実施中]【WOWOWオンデマンド】
・Season1:全話配信中(全5話)
・Season2:全話配信中(全5話)
・Season3:第1話~第4話配信中(全5話)

■出演
唐沢寿明
町田啓太小泉孝太郎、要潤、徳重聡、大友花恋、加藤雅也、斉藤由貴
石坂浩二(特別出演)/白洲迅、大倉孝二、高島礼子、古田新太、内田有紀、小林薫

脚本:井上由美子
企画・プロデュース:青木泰憲
監督:西浦正記、池澤辰也
音楽:得田真裕
プロデューサー:村松亜樹、髙田良平、黒沢淳
制作協力:リオネス

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