マイケル・J・フォックス(62)が米誌のインタビューに応じ、近年で腕や肩、手などを骨折したほか、感染のために片手を失くしかけていたことを明かした。マイケルは29歳の時にパーキンソン病と診断され、長年にわたり病気と共存する一方、他の医療問題を抱えたこともある。そんなマイケルは「僕はある日、ガス欠になるだろう」と述べ、いつか訪れる“死”を恐れていないと語った。

映画バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで知られる俳優マイケル・J・フォックスは、29歳だった1991年パーキンソン病と診断され、1998年に病気を公表した。

マイケルは2000年にセミリタイヤしたものの、その後も俳優活動を続けてきた。同年には「マイケル・J・フォックス財団」を設立し、パーキンソン病研究のために何百万ドルもの資金を集めた。

しかし2020年11月に出版された自叙伝『No Time Like the Future』で「2度目の引退をする時期が来た」と記し、俳優業から引退することを告白した。

そんなマイケルが米誌『Town & Country』11月号の独占インタビューに応じ、パーキンソン病によって肉体的に与えられた影響や大怪我をしたことなどを語った。

マイケルは2018年、パーキンソン病とは無関係の脊髄腫瘍のために半身不随の危機に陥り、困難な手術を受けた。その後は理学療法を受け、再び歩けるまで4か月を要した。そしてようやく回復したばかりのある夜、1人でアパートに滞在中、キッチンでつまずいて上腕を骨折した

同誌のインタビューでマイケルは、2018年の出来事について「あんなのは、どうってことなかった」と振り返ると、この後にさらなる不幸が積み重なったことを明かしたのだ。

マイケルはここ数年間で腕と肩を骨折し、眼窩(がんわ)と頬を強打したり、手も骨折したという。さらに感染した片手を失いかけるという不運にも見舞われたそうだ。

マイケルは「僕の手は感染してしまい、ほとんど失うところだった」と当時を振り返り、「あの時は、不幸の津波に襲われていた」と付け加えた。

そんなマイケルパーキンソン病を患ったことを「ギフトだと思っている」と言い、「もらい続けるギフトだけど、本当に多くのポジティブな方法で、僕の人生を変えてくれたんだ」と述べた。

また、インタビュアーから「怖いものはありますか?」と聞かれると、マイケルは「家族を危険にさらすようなことなら、どんなことでも恐れている」と答えた。

マイケルには、妻で女優のトレイシー・ポラン(63)、長男サムさん(34)、双子の娘アクイナさんとスカイラーさん(ともに28)、三女エズメさん(22)がいる。

家族を愛するマイケルだが、いつか訪れる自身の“死”については恐れを感じていないそうで、自身の将来についてこのように推測した。

「ある日、僕はガス欠になるだろう。いつか突然、『もう無理だ、今日は外出しない』とだけ言うんだ。その日が来たら、自分を許すつもりだ。僕は今62歳だし、もし明日他界するとしたら、それは早すぎるかもしれない。だけど前代未聞ではないだろう。だから、それを恐れる必要はないんだ。」

画像1~3枚目は『Michael J Fox 2022年11月11日付Instagram「This collaboration is for the fans!」、2023年5月14日付Instagram「Happy Mother’s Day.」』『TOWN&COUNTRY 2023年11月2日付Instagram「At T&C, we had been celebrating the tradition of giving back for close to 200 years before we decided to make it official.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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