お笑いコンビ・メイプル超合金は現在、コンビでの番組出演は少なく、各々でレギュラーを持って活動している。特にカズレーザー(39)はクイズの回答者をはじめ、情報番組のコメンテーターや教養バラエティのMCなど大活躍しているが、一つの番組を除いてはやりがいを感じられないという。

メイプル超合金は結成3年目で2015年『M-1グランプリ』の決勝進出を果たし、7位に終わったものの翌年からテレビ番組やイベント、地方営業に引っ張りだことなった。彼らが所属するサンミュージックプロダクションは、2016年1月に稼ぎ頭だったベッキー(39)が不倫騒動で多数の地上波レギュラー、テレビCMを降板。入れ替わるように現れたメイプル超合金ブレイクし、当時は同社の相澤正久社長も大変喜んでいたものだ。それから7年、コンビでの活動はほとんどなくなったが、カズレーザーは複数の番組にレギュラー出演し、MCだけでなく冠番組も抱える人気タレントへと成長した。

だが11月1日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京)にゲスト出演したカズレーザーは、番組が用意した表にある7つのレギュラー番組のうち、「頑張ろう」と思っているのは『X年後の関係者たち~あのムーブメントの舞台裏~』(BS-TBS)だけだと驚きの発言をした。同番組は“一大ブームを巻き起こした関係者が一夜限りの同窓会を開催”をテーマに、カズレーザーがMCを担当するトークバラエティだ。カズレーザーは、その他の番組について「やりがいがマジでない」「頑張りようがない番組がメッチャある」と話し始めたため、MCの若林正恭(45)が慌ててそれを止めた。カズレーザーの名を幅広い世代に広めたクイズ番組も「クイズは好きだけど、“クイズ芸人”になる青写真は持っていなかった」と、今の状況を素直に喜んではいないようだ。

カズレーザーは大学卒業後、長くピン芸人として活動するも鳴かず飛ばずで、見かねたマネージャーから「コンビを組んでみたらどうか」と提案され、芸人を辞めて介護の仕事に就こうとしていた安藤なつ(42)を引き留めて、メイプル超合金が誕生した。それまでの下積み時代は経済的に苦しかったが、「仲良いやつとお笑いができれば、それが一番楽しい」との思いは今も変わらないという。『あちこちオードリー』でも、「好きなタレント、芸人が出ている番組にたくさん出たい」、「芸歴が近い人たちで番組を持っている人たちが、ずっと羨ましい」と繰り返していた。

実はカズレーザー、『あちこちオードリー』に出演するかどうかをギリギリまで迷っていたという。その理由を問われると「自分は何もやっていないので、若林さんに向き合える権利がない」からだと話す。カズレーザーは今年1月に公開されたYouTubeチャンネル『カズレーザーと松陰寺のチルるーム【公式】』「カズレーザーが大好きで憧れている最強の芸人は!?」で、3人中の1人にオードリー若林正恭を挙げている。ネット上では、「若林さんと共演する時、どの番組でも見たことないカズレーザーになる」、「カズレーザーのこの感じ、お笑い番組やるために情報や医療番組を頑張ってた若林さんと重なる部分がある」、「若林を相当リスペクトしてる感じがあって好感持てた」といった声があがっており、視聴者にもカズレーザーの若林に対する尊敬の念が伝わっていたようだ。

画像3枚目は『あちこちオードリー【水曜よる11:06テレビ東京系列】 2023年10月25日付X「今後のラインナップは…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび

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