テレビアニメ『呪術廻戦』(MBSTBS系)第39話(「渋谷事変」第15話)が11月2日に放送。それまで活躍してきた登場人物をあっさりと倒す禪院甚爾、漏瑚、両面宿儺の異次元の強さとキャラクターが大きな反響を呼んでおり、SNSでは「伏黒パパ強すぎ 誰も追いつけない」「ザコだと思ってた漏瑚がメッチャ強かった!」「宿儺復活も加わり混沌を極めた良回」「強さのインフレが天井知らず」といった投稿が相次いでいる。※記事内にネタバレを含みます。あらかじめご了承の上お読みください。

【写真】異次元の強さを見せる甚爾&漏瑚&宿儺

■何をするかわからない イレギュラーな殺戮人形


 最初に登場したのは、オガミ婆の降霊術によって復活した禪院甚爾。敵味方の区別なく器が壊れるまで本能のまま戦い続ける殺戮人形と化した甚爾は、不気味な笑顔を浮かべながら陀艮に襲い掛かる。

 そして、それまで七海建人禪院真希、禪院直毘人の3人がかりでも勝ち目のなかった陀艮に嵐のような殴打で圧勝した甚爾。その化け物じみた強さに「パパ黒強すぎだろ」「この時の化物感は異常」「1人でボコボコにする伏黒父本当化け物」「パパ黒怖強過ぎ…こんなの相手とか絶望しかねぇよ…」と驚がくする視聴者のコメントが寄せられている。

五条悟の強さが浮き彫りに 本当は強い不遇の呪霊

 特級呪霊・漏瑚の意外な強さも話題を呼んでいる。これまで対戦してきた相手が五条悟だったため強い印象がなかった漏瑚だが、同じ特級呪霊の陀艮が手こずった七海、真希、直毘人に一瞬で距離を詰めるとあっさり炎で焼き尽くした。

 漏瑚の強さの片鱗を見た視聴者は、「漏瑚って強いんだ」「忘れがちだが漏瑚は強い」「五条悟が凄すぎて強さの基準が麻痺していた」「どれだけ五条悟先生が最強だったん? 手玉に取る上に他に2人相手にしてたって化け物すぎる…」「五条とか宿儺とかばっかと戦わされる漏瑚に悲しき過去現在」など、驚きとともに五条悟の強さを再認識することに。

 また、漏瑚は挑発されて怒る、殺された仲間を悼むなど、人間離れしながらもどこか愛らしい容姿と感情豊かなキャラクターで人気を集めており、今回の放送でも「人間臭いからけっこう漏瑚好き」「漏瑚がダゴン(陀艮)の手を優しく手に乗せて『また会おう』て言うところ、普通に…優しい気持ちになった」「陀艮と漏瑚の関係や感情も良かったよね…」「漏瑚本当に優しくて人間できてる」といったコメントも。

■「不愉快だ」気まぐれに命を奪う呪いの王

 番組後半で視聴者を驚かせたのは、“呪いの王”両面宿儺。指を取り込み一時的に自由になった宿儺は、「頭が高い」のひと言で枷場美々子、菜々子、漏瑚を屈服させながら対話を開始。美々子、菜々子は残りの指のありかと交換条件で夏油の殺害(開放)を願うが、宿儺は「たかだか指の1、2本で俺に指図できると思ったか? 不愉快だ」と即座に美々子の頭を吹き飛ばし、続けて菜々子もコマ切れに。一方、宿儺の完全復活を目論む漏瑚の提案には「必要ない」としながらも、「指の礼だ かかってこい 一撃でも入れられたら呪霊の下についてやる」と持ち掛ける。

 漏瑚が恐怖するほど強く、気まぐれに命を奪う“呪いの王”の振舞いに、SNSでは「宿儺さま…容赦ねぇ」「“話は通じるけど気まぐれで生かされてるだけ”という絶望感が呪いの王という感じでたまらない」「己の快か不愉快で判断する宿儺さん怖すぎる」「五条悟のせいでマスコット枠になってた漏瑚さんがやっとまともに勝ち星上げたのに今度は宿儺と戦わされるのあんまりだろ」と衝撃を受ける視聴者の投稿が相次いだ。

 甚爾、漏瑚、宿儺の登場によって、それまで強者とされてきたキャラクターたちがあっけなく退場することになった第39話。1話でバランスが激変した強さの描写に「直毘人→陀艮→甚爾→漏瑚→宿儺の順で『おいコイツどうなってんだよ!!!!!』みたいな強さの奴がジャカボコ出てくる」「たった1話で1級術師<漏瑚<宿儺のパワーインフレが激しすぎるw」といったコメントが多数寄せられている。

テレビアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」 第15話場面写真 (C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会