日本国内でもバウアーを欲する球団は多い。果たして行き先は…(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2023年シーズン、DeNAで10勝をマークし、元メジャーリーガーとしての実力を見せつけたトレバー・バウアー。今季はオールスターにも出場するなど、多くの話題も振りまいたものの、1年契約が満了となり他球団への移籍が有力視されている。

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 ドジャース在籍時の2021年に知人女性へのDV疑惑が浮上して制限リスト入り、MLBから324試合の出場停止処分を言い渡されることとなり、調停の末に短縮されたもののドジャースでは戦力構想外に。今年10月には、トラブルとなった女性と和解したことが報じられた。

 そのため、現在は米国メディアを通じてMLB復帰の可能性が囁かれている。現地時間11月4日(日本時間5日)、スポーツサイト『CLUTCH POINTS』が「MLB復帰の可能性がある中、トレバー・バウアーのFA移籍先ベスト5」と銘打ったトピックを配信した。

 その中では「バウアーには賛否両論あり、彼を許せない人もいれば、彼の大ファンもいる。ここでは純粋にバウアーの野球談義をする」と綴られており、同メディアは候補球団としてブレーブスオリオールズパドレスダイヤモンドバックスフィリーズを挙げた。

 今季も地区優勝を果たしたブレーブスには、投手陣のさらなる強化が見込めるとして「アトランタマックス・フリードスペンサー・ストライダー等とともに、ローテーションを担う信頼できる投手を得ることができるだろう。アトランタのファンはチームの勝利を望んでおり、バウアーを受け入れることになるかもしれない」と主張している。

 さらに、オリオールズについても「2023年にプレーオフに進出したが、ポストシーズンで敗退した。ボルチモアは素晴らしいラインアップを持っているが、投手の助けが必要だ」と今季以上の成績を目指す上での戦力になり得ると指摘。「ボルチモアは、トレバー・バウアーのようなエース級のベテランを迎えることで、大きな後押しを受けるだろう」と見通している。

 バウアーのMLB時代での「天敵」だったマニー・マチャドや、互いに挑発行為などを行っていたというフェルナンド・タティスJrが所属するパドレスも候補に挙がった。同メディアは「もしかしたら、彼らは互いに尊敬し合っているのかもしれない。バウアーとサンディエゴのスター選手が実際に意気投合し、2024年のシーズンが楽しく愉快なものになる可能性はある」と論じている。

 また、今季ワールドシリーズ進出を果たしたダイヤモンドバックスワイルドカードから勝ち進んだフィリーズもそれぞれ今季の結果からチーム力が高いことなどを理由に、元サイ・ヤング賞右腕の移籍先ある可能性があると論じている。

 いずれも今季、プレーオフ進出を果たすなど好成績を収めたチームがほとんどだ。メジャーのマウンドからは2シーズン以上離れているものの、バウアーの実績、実力が現在も米国内でも認められていることは間違いないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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