アメリカ・テキサス州に住む飼い主は、数年前にメインクーンの子猫を保護施設から引き取った。
子猫は自分と同じサイズの猫のぬいぐるみをとても気に入り、じゃれあったり一緒に眠ったりして、常にそばに置いて離そうとしなかった。
それは猫が成長しても続いていたのだが、ある日新たにもう1匹子猫を引き取ったところ、猫の愛情はそのままそっくり、その子猫へと引き継がれていった。
猫は友達が欲しかったのだ。今では本物のきょうだい以上の絆を結んでいるという。
Cat Who Loves Stuffed Animals Finally Gets a Real Sibling | The Dodo
テキサス州オースティンに住むアリッサさんは、数年前に保護施設から迎え入れたセオ(オス)という子猫を我が子のようにかわいがっている。
当時コロナ禍で外出制限があったことから、アリッサさんは常にセオとそばにいることで、より特別な絆を育むことができたという。
あるときアリッサさんの母親がセオのためにプレゼントを持ってきた。それは3つの小さな猫のぬいぐるみだった。
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母は私に「ほら、この猫たちのなかにセオが混じったらまるで本物のきょうだいのようね」と言ったので、「なにそれ、変なの」と笑ったのです。でも、その後すぐに母が正しかったことを知りました。
セオはその中の1つ、タキシード(黒白)模様の小さな猫のぬいぐるみに夢中になったんです。(アリッサさん)
それからというもの、セオはそのぬいぐるみを肌身離さず持ち歩くようになったという。
ほとんどレスリングしているように見えますが、ぬいぐるみを我が子のように抱えたり、毛づくろいしたり、どこにでも持ち運んでとにかくずっと一緒にいるのです
大きくなってもぬいぐるみとずっと一緒にいたセオ
セオが成長してぬいぐるみより大きくなっても、彼のぬいぐるみに対する愛情は変わらなかった。まるで自分の弟か妹のように思っていたようだ。
ぬいぐるみに夢中になるセオを見ていて、本物の猫の仲間がいないことに対してなんだかとてもかわいそうに思うようになりました。
そこでアリッサさんは、オースティンにある動物保護施設からもう1匹の子猫を家族に迎え入れた。
ゼルダと名付けた小さなメス猫は、やんちゃ盛りで初対面のセオの前で元気よく飛び跳ねたりし、セオを驚かせたという。
それでも2匹はすぐにお互いを受け入れ、離れられない絆を育むまでにそう時間はかからなかった。
ぬいぐるみに向けていた愛情を本物の猫に向けるように
仲良しになった2匹が、一緒の猫用ベッドにいる姿を見てアリッサさんは心が癒された。
セオはぬいぐるみにしていたように、ゼルダを包み込むように抱っこして、毛繕いをしてあげていました。
本物の家族を得た喜びを示しているかのようでした。2匹はもう離れられない仲になっています。
ゼルダはセオの本物のきょうだいになったのです
ぬいぐるみへのの愛情も継続中
だが、セオにとってはぬいぐるみももちろん家族だ。
今ではゼルダ、セオ、ぬいぐるみが寄り添う光景を見るのがアリッサさんの幸せな日常の一コマになっている。
References:Kitten With Who Fell in Love With Cat Plushie Gets a Real Feline Sister to Love/ written by Scarlet / edited by parumo
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