財団法人台湾デザイン研究院(Taiwan Design Research Institute、以下 TDRI )は2023年10月25日東京都墨田区及び国立大学法人千葉大学とデザインを通じた製品開発、人材交流等目的とした三者連携協定を締結しました。今後、三者は TDRI の製品デザイン技術と千葉大学のデザインの知見を融合し、墨田区のものづくり並びにその産業の更なる発展を目指し、様々な取組みを行っていく予定です。

(写真左から)国立大学法人千葉大学 理事 渡邉誠、墨田区 区長 山本亨、台湾デザイン研究院 院長 張基義

TDRI は、2004年に設立された 台湾デザインセンター(TDC) を前身として、2020年に設立された、台湾・台北を拠点とする政府系デザイン振興組織です。

TDRI と墨田区とは2015年に協定を結んでおり、「台湾設計・日本精造」という製品開発・販路開拓プロジェクトを行ったほか、社会観察からデザインの課題発見を目的とするデザイナー・イン・レジデンス・プログラムも実施しました。

WDO世界デザイン会議東京2023における「台湾設計・日本精造」コラボ商品の展示

開発された製品は台湾の大規模デザイン展に出展するとともに、商談会の開催や現地のショップやホテルとのコラボ催事も数多く開催してきました。

2017年「台湾デザインエキスポ」における墨田区エリアの展示風景
2017年「iki iki sumida」台北展

デザイナー・イン・レジデンス・プログラムにおいては、台湾デザイナーが1ヶ月間来日し、墨田区の協力を得て、小学校や公園施設を訪問し、日本社会の様々な制度やデザインを視察しました。のちに「世界の最も美しい教科書」展を発起し、台湾各地を巡回するほどの人気プロジェクトとなりました。

2018年「最も美しい教科書」展における墨田区特別展示

一方、墨田区とは千葉大学とは、墨田区の長年の大学誘致の結果、2017年3月に包括的連携協定を締結し、2021年4月、千葉大学墨田サテライトキャンパスが開設しました。新型コロナ感染症対策をはじめ、主にデザインの知見を活用した共同研究・共同事業を様々実施し、地域課題の解決を図ってきました。

今後、この三者連携協定を契機に、墨田区をフィールドとしたデザイン交流を行うことで、TDRI が目指す「デザインによる外交」、墨田区が目指す「国際文化観光都市すみだ」の実現並びに「大学のあるまちづくり」の更なる発展、そして千葉大学が目指す「大規模総合大学ならではの多様で専門性の高い知見をもって産業振興と人材交流の活性化に貢献すること」を実現して、それぞれの専門性とプロフェッショナリズムの発展を促進することが期待されています。

■参考情報

財団法人台湾デザイン研究院(Taiwan Design Research Institute)

https://www.tdri.org.tw/

墨田区(Sumida City)

https://www.city.sumida.lg.jp/

国立大学法人千葉大学(Chiba University)

https://www.chiba-u.ac.jp/

配信元企業:財団法人台湾デザイン研究院 日本窓口

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