マンチェスター・ユナイテッドが、U-20イングランド代表MFオマリ・フォーソン(19)のゼロ円流出を防ぐべく奮闘しているようだ。

フォーソンはユナイテッドU-21所属の左利きウインガーガーナにルーツを持つロンドン生まれの19歳は、2019年にトッテナムの下部組織から加入し、9月20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・バイエルン戦で公式戦初ベンチ入りを経験している。

U-21の一員としては、今シーズンのプレミアリーグ2で4試合3ゴール1アシストUEFAユースリーグで2試合2ゴール1アシストを記録し、公式戦全体では7試合出場で6ゴール2アシスト。左ウイング定位置にエースとして君臨する。

しかし、イギリス『ミラー』によると、フォーソンに対し、プレミアリーグの複数クラブだけでなく、イングランド以外からも関心が。フォーソンとの契約が2024年6月までとなっているユナイテッドは引き留めに奮闘している最中だという。

このまま行けば、フォーソンは来夏でフリーエージェントに。また、ユナイテッドは先月のインターナショナル・マッチウィークで来日したチュニジア代表のMFハンニバル・メイブリ(20)との契約も2024年6月までとなっている。

ハンニバルについては1年間の延長オプションが付帯も、フォーソンにはなし。ユナイテッドはフォーソンをクラブ内で最も有望な若手の1人にみなしているといい、2020年にリールへフリー移籍で手放したU-21イングランド代表MFアンヘルゴメスに続く、下部組織出身逸材のゼロ円流出を防ぎたいところだ。

なお、フォーソンは今夏のプレシーズンマッチで8試合中5試合に出場。この時のインタビューでは「学びだらけだよ。幸いにもユナイテッドはチャンスをくれるチーム。でも試合に出ただけでは満足できない。努力し続けるし、今後もチャンスが来ることを願っているよ」と語っている。