お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(32歳)が、11月2日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。後輩を指導するときに気を付けていることについて語った。

番組はこの日、20代の約75%が「叱られた経験がない」と回答し、約25%が「上司から叱られたい」と回答した調査結果に着目。「怒る」「叱る」ことの必要性について考えた。

EXITのりんたろー。は「叱られないように行動したり、嘘をついたりするようになるから、“怒る”“叱る”ことは良い結果を生み出さないと思う」とコメント。兼近も「声を張り上げたり、一方的に物事を伝えることは良くないと思う。自分のルールを相手に押し付けるなら、相手のルールも聞き入れて歩み寄ることがコミュニケーションの基本だ」と話した。

また、EXIT流の後輩指導について、りんたろー。は「僕の芸人生活で得た経験は、後輩にとって役に立たないかもしれない。そう思っていても、想いを届けたい後輩には『もっとこうした方がいいよ』と伝えるようにしている」とコメント。

兼近は「理由を言わずにただ叱られて、『なんで?』と思った経験がある。このことから後輩にはきちんと理由を伝えるようにしているし、まずは『なんでそういうことするか考えた?』と聞いて“会話”するようにしている」と明かした。

続けて「僕は後輩の面倒を見ている方だと自負している。後輩からお笑いについて相談してくれるので、僕からいろいろ伝えるけど、空気が悪くならないように言葉の節々にツッコミどころを残している」と話すと、視聴者からは「素敵な先輩」「かねちーの方法だったらコミュニケーションをとれるし、信頼関係も生まれそう」と称賛する声が寄せられた。一方で「僕らと同じ“チャラ男芸人”には教えないです(笑)」とも告白し、笑いを誘った。

お笑い芸人のパックンは「僕の所属事務所には芸人の先輩がいなかったから、叱ってもらえなかった。日本のお笑いについて理解しているつもりだった僕に、『そのオーバーアクションはウケないぞ』と教えてくれたのは相方のマックン。当時は『お前に俺を叱る資格ないだろ』とケンカになっていたけど、時間を経て有難みがわかった」と明かした上で、「今は後輩の外国人芸人やタレントに指導している。異国の地で挑戦する人が可愛いから、惜しみなく教えるようにしている」と語った。