阪神の劇的日本一で日本シリーズが幕を閉じ、プロ野球は本格的なストーブリーグに突入した。まず飛び込んできたのは、巨人のアダム・ウォーカー外野手ソフトバンク高橋礼泉圭輔両投手の、1対2の電撃トレードである。

 昨年、ウォーカーは124試合に出場して28本塁打、52打点の活躍ながら、守備に難があることから、今年は57試合の出場にとどまり、6本塁打、20打点だった。DH制があるパ・リーグに移籍となれば、どうなるか。野球解説者里崎智也氏は11月6日に更新した自身のYouTubeチャンネル〈Satozaki Channel〉で、次のように評している。

「今年、マリーンズに移籍したポランコホームラン王になったけども、うまくいけば、来年はウォーカーがホームラン王になる可能性が、かなりあります」

 もちろんこの交換トレードには、巨人にもメリットがある。里崎氏は高橋、泉の両投手にとって「環境を変えることに意義がある」とした上で、現役ドラフトソフトバンクから阪神に移籍し、大ブレイクした大竹耕太郎に着目。12勝2敗、貯金10の大活躍を見せたが、高橋には大竹に通じるひとつの目安があるという。

「2軍で防御率1点台の選手っていうのは、1軍で活躍する可能性が高いというデータがあります。第2の大竹選手にジャイアンツでなる可能性が…かなりの高確率でなるんじゃないかと思います」

 今季の高橋は2軍で21試合に登板し、7勝1敗1セーブ防御率1.24だった。巨人、ソフトバンク双方がホクホクとなるか。

(所ひで/ユーチューブライター)

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