10月30日にオンエアされたマツコ・デラックス関ジャニ∞村上信五のトークでお馴染みの「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)で、地方在住者が「あるわ~」「地方の闇だよね」と深く納得するベスト3の発表があった。

 それは番組恒例「全国のご当地問題を調査した件」の中で出てきた「熊本県 アレの看板多すぎ問題」だ。

 空港から熊本市内に向かう道だけで浮気調査の看板が23個もあるそうで、なぜこんなに浮気調査に需要があるのか地元の探偵に取材すると探偵氏も「毎日調査が入っている」「(熊本県民は)気持ちが熱いかもしれない、ゆえに浮気を突き止めたいのでは」と分析。さらに、この探偵氏調べの「不倫確定!? 熊本のスポットベスト3」が紹介された。それによると、3位はカップルの多い「江津湖」、2位は阿蘇の人は山に行きがちと「山の中へドライブ」、1位は「大型ショッピングモールや立体駐車場の屋上の隅っこ」。平日の空いている駐車場で、あえて屋上、しかも隅。中には真っ昼間から車内でいたしている人もいるとか。

 この内容に、浮気サレ妻、サレ夫だけではなく、地方在住の30代以上が思わず共感しているという。

「子育てがひと段落したら奥さんがパートに出ると、そこで店長とか出入り業者とかとほぼ浮気するね~。もぉほとんどのヤツが浮気してるから」(千葉県・房総エリア在住)。「こっちは車社会だから、一人一台車持ち。同窓会とかで再会して、ってパターンだよね、地元同士でバレないわけないのに」(山梨県・東部在住)などなど、身近に不倫カップルがいる、または不倫で迷惑を被った人が結構いるのが“地方在住あるある”なのだ。興信所スタッフが言う。

「都心部のように、ナンパや男女が出会うためのサイト、行きつけの飲み屋などではなく、地元の勤務先、同じ中・高など手近なところで不倫が始まるのが地方ではありがちですね。都心部に比べ娯楽は少ないし、車の所有率も高い。だからこそ、結婚、出産、育児と忙しい時期が過ぎたところで、もう一回恋愛に憧れてしまう。ひと昔前ならホテルの出入口で浮気現場を押さえていたかもしれないですが、最近では誰も来ないようなところに車を停めた不倫カップルを撮影、依頼者に証拠を提出、というケースが多いですね。熊本のベスト3、湖、山の中、そして立体駐車場の隅、というのはかなりリアルです」

 結局、番組では熊本不倫スポットに関してマツコも村上も特別掘り下げることはなく、他の都道府県などの全国のご当地問題や次回予告などを紹介して終了したが、浮気は犯罪ではなく罰金や懲役などの罰こそないものの、不法行為に該当する可能性があり、その場合、浮気した夫または妻、そしてその不倫相手は慰謝料請求の対象となる。発覚後は離婚などの家庭崩壊、慰謝料の支払い、職場に不倫をバラされ退職に追い込まれる、などの末路が待っている。ダブル不倫なら、自分の配偶者のみならず、相手の配偶者からも慰謝料を請求される。家族、財産、仕事を失うリスクを想像できず「みんなやってるし~」などと言ってコトに及ぶ人たちがいる限り、全国各地の浮気調査の看板は減ることはなさそう。

ロドリゴいしざわ)

アサジョ