お笑いコンビ・タイムマシーン3号が3日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に出演。この日の配信回では、2015年に発売された『しくじり先生』DVDの3巻同時購入者だけに配布されたお笑いコンビ・タイムマシーン3号による特別授業を「ABEMA」で初公開。地上波完全未公開の本編をディレクターズカット版として放送した。

【写真】オードリー若林も「本当に嫌い」

 現在はYouTubeのチャンネル登録者数が80万人を突破し、人気お笑い番組にも
レギュラー出演するなど絶賛ブレイク中の山本浩司と、関太からなるタイムマシーン3号だが、かつては芸人仲間から「タイムマシーン3号みたいな芸人にだけはなりたくない」と総スカンをくらっていたと告白。そして、その原因は自身らの“客に媚びすぎる芸風”にあったと懺悔し、「客に媚びすぎて芸人から嫌われちゃった先生です」と自己紹介した。

 授業の前半は「第1章 媚びるマシーン3号~これが客に媚びる漫才師だ~」と題し、“媚びるネタ”を作るようになった原因や“客に媚びすぎた結果待ち受けていた地獄”について授業を展開。NHKの人気お笑い番組『爆笑オンエアバトル』で史上2組目の満点獲得を達成するなど、輝かしい結果を残してきたタイムマシーン3号は、「面白いよりお客さんに嫌われないこと」が確実に勝つ法則であると確信したと言い、“汗をかいて頑張ってるアピールをしないといけない”、“出媚び・入媚びをする”など、当時のネタ見せ後の反省点を紹介。

 山本は、“頑張ってるアピール”としてステージの袖から登場する際にしていた“とある出方”を披露し、お笑いコンビ・オードリー若林正恭は「そういう出方する漫才師大嫌いだった」と爆笑した。また、観覧希望のお客さんに向けて好印象を抱かせる“入媚び”や、逆にお客さんを会場の外で出待ちして媚びを売る“出媚び”についても解説し、一同はドン引き。若林はまたも「本当に嫌い」と爆笑し、事務所の後輩であるお笑いコンビ・ぐりんぴーすは「正直キツいっすね」とコメントするなど、教室をざわつかせた。

 こうして、さまざまテクニックを駆使して客に媚び続けてきたタイムマシーン3号だったが、ある日とんでもない事実に気づいてしまい…? さらに、当時周囲からよくかけられる言葉があったと振り返った2人。若手芸人に向け、「これ言われたら危ないよ」と警告した芸人仲間からの言葉とは?

 そんな中、2005年には『M-1グランプリ』決勝進出を果たしたタイムマシーン3号だったが、芸人相手に全くウケないネタをやり続けた結果、まさかの地獄が待ち受けていたと回顧。『M-1グランプリ』決勝という芸人人生最大の大舞台でやらかしてしまったしくじりの顛末とは…?

 また、「第二章 媚びるマシーン3号からの警笛~それでも客に媚びますか?~」と題した授業の後半では、芸人に嫌われる“媚び芸人”になってしまう若手の特徴や“媚び芸人”を続けることで生じる恐ろしい欠点などを紹介。お客さんに媚び続けた結果、“個性が薄れた超迷走期”に突入してしまったタイムマシーン3号暗黒時代とは…? 番組終盤では、「それでも媚びる若手漫才師の皆さんへ」と題した最終章を展開する。

 関が自身の経験をもとに学んだ“テレビに出られない理由”を解説したほか、山本は“悩んだときの指針となるもの”として「○○を聴け」と提言するなど、若手芸人に向けたアドバイスを送った。

 『しくじり先生 俺みたいになるな!!』はテレビ朝日にて毎月第4金曜24時50分、ABEMAにて毎月第1~3金曜21時、第4金曜の地上波放送後に放送。ABEMAにて1週間見逃し配信。

3日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』より