アーノルド・シュワルツェネッガー(76歳)が、2月の交通事故を巡り、サイクリストから訴えられている。シュワルツェネッガーの乗っていたSUV車と自転車が接触した事故で、シュワルツェネッガーに過失があったとして、自転車に乗っていたジョアン・フリッキンガーさんから訴えられた。

米紙ロサンゼルスタイムズが入手した訴状によると、原告はロサンゼルスのサン・ヴィチェンテ・ブールバードで、シュワルツェネッガーが「スピードを出し過ぎ、適切な安全確認を怠った」としており、さらにはフリッキンガーさんに「永久的」な「重傷」を負わせたとと主張している。

フリッキンガーさんは「過去および将来の身体的および精神的苦痛、経済的損失、稼得能力の損失、医療費やその他の付随費用」などを理由に2万5000ドル(約370万円)以上の損害賠償を求めている。

事故当時、警察関係者は米ゴシップサイト・TMZに対して「ブレーキを踏む間もなくアーノルドの目の前で女性が左折してきました。彼はそんなにスピードも出していませんでした」と話していた。

また、フリッキンガーさんが病院に搬送された中、シュワルツェネッガーがその自転車を地元で修理に出していたが、ロサンゼルス市警は「違法行為はなかった」と発表。サイクリストの命にかかわるような怪我はなかったとしていた。