結成16年目以上という参加基準のもと、今年新たに新設された『THE SECOND~漫才トーナメント~』(フジテレビ系)。この度、第2回大会の開催が決定した。決勝戦は2024年5月に生放送される。

【写真】東野幸治「楽しい思い出を作ろう、くらいの意識で臨んでいただけたら」『THE SECOND』第2回に期待

 大会の最大の特徴は、出場資格が「エントリー時点で結成16年以上」であること。実力や才能はあっても、賞レースに出られないため、ブレイクのきっかけが見出せない…そんな漫才師たちに“セカンドチャンス”をつかんでほしいという願いを込めて、フジテレビが新たに立ち上げた漫才賞レースだ。

 今年行われた第1回大会は、133組の漫才師が出場。まず2月に東京・大阪で「選考会」が行われ、そこで選出された32組が、3月27日・28日に開催した「開幕戦ノックアウトステージ32→16」、そして4月29日・30日開催の「ノックアウトステージ16→8」に出場し、1対1の“タイマン”形式で、渾身(こんしん)のネタバトルを展開。これらの戦いを勝ち上がった8組が、5月20日、運命の最終決戦「グランプリファイナル」で激突。司会の東野幸治と宮司愛海(フジテレビアナウンサー)、そしてアンバサダーの松本人志が見守る中、伝説として語り継がれるような名勝負が次々と繰り広げられた。かくして、激戦を制したのはギャロップ(林健、毛利大亮)。結成20年目を迎えたしゃべくり漫才の実力派コンビが、優勝賞金1000万円と、栄えある『THE SECOND』初代王者の座を獲得した。

 実に4時間超にわたって全国ネットで生放送された「グランプリファイナル」は、お笑いファンのみならず、幅広い視聴者層の間で大きな話題に。放送中からSNSには「#ザセカンド」などの関連ワードが飛び交い、放送終了後の見逃し配信は、149万再生を記録(※4エピソードの合計/ビデオリサーチ調べ)。新たなるお笑い賞レースとして、多くの人々から熱い注目を集めた。

 そして、ついに開催が決定した第2回大会。エントリーの受付は、12月1日より2024年1月10日までを予定している。出場資格は、もちろん「結成16年以上のプロの漫才師」であること。また前大会より引き続き、「アマチュアや即席ユニットは出場不可」「全国ネットの漫才賞レースでの優勝経験があるコンビは出場不可」となる。エントリー締め切り後、「選考会」と、2回の「ノックアウトステージ」を行い、2024年5月に「グランプリファイナル」を開催。前回と同じく、東野幸治を司会に迎え、全国ネット・ゴールデンタイム生放送でお届けする予定だ。その他、大会の内容や出演者、スケジュールなどの詳細は今後、随時発表されるので、番組公式HPや公式SNSをチェックしたい。

 第1回決勝戦で司会を務めた東野は、第2回の開催決定に対し「まず思ったのは、2回目が決まってよかったなと。前回は、どんな大会なのかわからなくて出場を見送った漫才師の方たちもたくさんいたと思うんですけど、1回目を見て“俺たちも出てみたい”って思ってくれた人がいたら、ぜひぜひ、参加してほしいです。“なんか楽しそうやな”とか、“あの大会やったら出やすい”みたいに思ってくれた漫才師は、きっとたくさんいると思うんで」と新たな挑戦者へ期待のコメント。

 また、「僕が言うのもおこがましいんですけど、『THE SECOND』って、漫才師のみなさんにとっては、久しぶりに真摯に漫才に向き合える、いい機会やと思う」としつつ、結成16年以上の漫才師へ「自分たちの力を試してみたいとか、改めて漫才を楽しみたいというコンビがいたら、ぜひ参加してもらえれば。大ベテランの方も、なかなか“ぜひ”と軽々しくは言えないけれども、楽しい思い出を作ろう、くらいの意識で臨んでいただけたらうれしいです(笑)」と呼びかけた。

 『THE SECOND~漫才トーナメント~』は、フジテレビ系にて2024年5月にグランプリファイナル放送。

東野幸治、スタッフからのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

東野幸治

――『THE SECOND』第2回大会の開催が決定しました。今の率直なお気持ちは?

まず思ったのは、2回目が決まってよかったなと。前回は、どんな大会なのかわからなくて出場を見送った漫才師の方たちもたくさんいたと思うんですけど、1回目を見て“俺たちも出てみたい”って思ってくれた人がいたら、ぜひぜひ、参加してほしいです。“なんか楽しそうやな”とか、“あの大会やったら出やすい”みたいに思ってくれた漫才師は、きっとたくさんいると思うんで。

――第1回大会を振り返って、特に印象に残っているコンビや対戦カードは?

いやもう、全組ですよ。全体を通して思ったのは、『M‐1(グランプリ)』とは全然違う大会なんやな、と。『M‐1』を踏襲したようなネタで攻めてくるコンビもいれば、楽屋オチみたいな、『M‐1』を卒業した漫才師ならではの、もっちゃりとしたネタをするコンビもいて(笑)。新旧の漫才がごちゃっと混ざってる感じが、独特で面白かったです。ちょっとびっくりしました。

――大会が終わった後、出場した漫才師の方々や、芸人仲間の方々からの反響はいかがでしたか?

シャンプーハット(※「ノックアウトステージ32→16」で敗退)と会ったときに、“出てよかったです”“楽しかったです”って言ってくれて。うれしかったですし、ぜひまた出てほしいなと思います。あと、ほんこんさんが見たらしくて、えらい興奮してましたね。“俺も130Rで出たい”って言うてたんですけど、板尾(創路)さんから速攻で断わられてました(笑)

――結成16年以上の漫才師の方々へ、エールをお願い致します。

僕が言うのもおこがましいんですけど、『THE SECOND』って、漫才師のみなさんにとっては、久しぶりに真摯に漫才に向き合える、いい機会やと思うんです。優勝するには3本ネタがないといけないんで、なかなか大変だとは思いますけど、自分たちの力を試してみたいとか、改めて漫才を楽しみたいというコンビがいたら、ぜひ参加してもらえれば。大ベテランの方も、なかなか“ぜひ”と軽々しくは言えないけれども、楽しい思い出を作ろう、くらいの意識で臨んでいただけたらうれしいです(笑)

――それでは最後に、来年の第2回大会を楽しみにしている視聴者=お笑いファンの方々に向けて、メッセージをお願いします。

第2回も、大いに楽しんでいただきたいなと。テレビで見るのもよし、スタジオまで見に来て、審査員をやるのもよし(笑)。あと、ノックアウトステージは配信でも見られるかもしれないので、いろんな形で楽しんでください!

■日置祐貴(総合演出)

出場者の皆様の“一緒に大会を盛り上げよう!”という強い熱意に支えられ、第1回大会が素晴らしい大会になったことに非常に感謝しております。引き続き、ベテラン漫才師の皆様の匠(たくみ)の技を真っ直ぐにお茶の間に届けられるよう、大会運営及び番組制作に誠心誠意向き合っていきます。

■石川綾一(チーフプロデューサー)

まずは全容がわからない中、第1回大会に出場してくださった133組のベテラン漫才師さんに感謝申し上げます。ベテラン漫才師さんの“芸”はもちろん、対決後にお互いを讃(たた)え合い、お客さんを楽しませてくださる“ノーサイドの精神”には胸を打たれました。テレビ番組制作ではあるのですが、さながら『THE SECOND劇場』で観劇したような幸せな時間でした。毎年参加したいと思っていただける最高のステージをご用意すべく、第2回大会も我々制作陣は全力を尽くします!

『THE SECOND~漫才トーナメント~』第2回大会タイトルロゴ