群馬県前橋市にある公立美術館アーツ前橋が2023年10月で開館10周年を迎えたことを記念した展覧会「ニューホライズン 歴史から未来へ」が開催中。同館をメイン会場に、市内各地で展示やプロジェクトを展開する。オラファー・エリアソン、蔡國強、スプツニ子!、蜷川実花、松山智一、山口歴、WOWらが参加。

タカ・イシイギャラリー他のギャラリーやアートレジデンス施設などが同居する「まえばしガレリア」のオープンなど、アートと親和性の高い建築が続々と誕生し、話題を呼んでいる群馬県前橋エリア。

(参考)アートの街・前橋へ「まえばしガレリア」にタカ・イシイギャラリーもオープン!

なかでも2013年10月にオープンし、今年で10周年を迎えたアーツ前橋では、開館10周年記念展として「ニューホライズン 歴史から未来へ」が、前橋市各地を会場に開催中だ。

メイン会場であるアーツ前橋では、現代アートの巨匠と新鋭が共演。ジェームズ・タレルといった誰もが知るアーティストに加え、松山智一など日本のアートシーンで台頭する若手ペインターたちにも注目。また、ユニークな空間を生かした彫刻作品やインスタレーションも見どころだ。

周辺にオープンした、新進気鋭の建築家による施設での展示も見逃せない。藤本壮介建築設計事務所が手がけた「白井屋ホテル」や、平田晃久建築設計事務所による「まえばしガレリア」などを会場に、蜷川実花、WOWらの作品が公開。建築表現にも注目し、アートを身近に感じさせる空間の魅力を、街歩きツアーや連携展示にて紹介するという。

4組のアーティストが「中央通り商店街」を起点に、アーケード街を活動拠点とする地元クリエイターや、老舗の百貨店と協働するアートプロジェクトも、街×アートのさらなる可能性を引き出してくれそうだ。

アーツ前橋の「次の10年」に向け、変容する都市におけるアートとミュージアムの新たな可能性を拓いていく本展。ぜひお見逃しなく。

※掲載情報は11月6日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

アーツ前橋 開館10周年記念展「ニューホライズン 歴史から未来へ」
会期/2023年10月14日(土)〜2024年2月12日(月・祝)
会場/アーツ前橋、白井屋ホテル、まえばしガレリア、HOWZEビル、スズラン前橋店、Maebashi Works
時間/10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館/水曜日、年始年末(12月27日(水)〜1月4日(木))
料金/一般1,500円、学生・65 歳以上・団体(10 名以上)1,000円、高校生以下無料※障がい者手帳等をお持ちの方と介護者 1 名は無料
※第2・第4火曜日は大学生・専門学校生短大生無料
URL/www.artsmaebashi.jp

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