ザ・ビートルズの最後の新曲「ナウ・アンド・ゼン」の日本盤CDシングルが2023年12月1日(金)に発売されることが決定した。

「ナウ・アンド・ゼン」は、ジョン・レノンが書き、歌い、ポール・マッカートニージョージ・ハリスンリンゴ・スターが練り上げ、40年以上経ってようやくポールとリンゴが完成させたThe Last Beatles Song (最後のビートルズ・ソング)だ。

「ナウ・アンド・ゼン」は11月2日(木)23時にデジタル配信が開始され、日本や英国、米国など17カ国のiTunes Storeにて配信直後に総合1位を獲得。11月3日には日本にて輸入のアナログシングル盤が発売されたが、多くの店では発売と同時に売り切れるなど、今でも全く衰えないバンドの人気を物語っている。

日本盤CDシングルには、1962年の英国でのデビューシングル 「ラヴ・ミー・ドゥ」が両A面として収録され、オリジナルジャケットアートは有名アーティスト、エド・ルシェが担当している。 

また、「ナウ・アンド・ゼン」など多くの楽曲が追加された通称『赤盤』『青盤』の2023年バージョンが11月10日に日本盤CD、輸入盤LP、デジタルにて、11月22日には日本盤[直輸入盤仕様]のアナログ盤が発売となることも決定している。


ポール・マッカートニー コメント:
「ジョンの声が、とてもクリアに聞こえる。かなり感動した。僕たち全員が参加した本物のザ・ビートルズレコーディングだと言える。2023年にまだビートルズの音楽に取り組んでいて、一般の人々がまだ聴いたことのない新曲をリリースしようとしているなんて、本当にエキサイティングなことさ」


リンゴ・スター コメント:
「彼が部屋に戻ってくることの次に彼に一番近づいた瞬間だったから、僕たち全員にとって、とても感慨深いことだった。まるでジョンがそこにいるようだった。斬新だった」


オリヴィア・ハリスンのコメント:
1995年当時、スタジオで数日間この曲に取り組んだ後、ジョージはデモの技術的な問題を克服できないと感じ、この曲を十分に高い水準で仕上げることは不可能だと結論づけたんです。ダニーと私は、もし彼が今日ここにいたら、彼がポールとリンゴとともに心を込めて「ナウ・アンド・ゼン」のレコーディングを完成させたに違いないと確信しています」


ショーン・オノ・レノンのコメント:
「父がいなくなって何年も経ってから、彼らが一緒に仕事をしていると聞いて、ものすごく感動しました。この曲は父とポール、ジョージリンゴが一緒に作った最後の曲です。この曲はタイム・カプセルのようなもので、運命的なものだと感じています」

ザ・ビートルズ(THE BEATLES) 1963 (C)APPLE CORPS LTD.