月刊「根本宗子」新しい試みの第3弾、『Progress3』が、2023年11月14日(火)〜11月17日(金)に東京・西麻布の音楽実験室 新世界で上演される。

様々な演劇の可能性を探ってきた根本宗子が、2022年6月より俳優の安川まりとタッグを組んで始めた「新しい試み」。『Progress1』は根本が描いた30分間の新作戯曲を安川まりとクリエーションした作品がKAAT神奈川芸術劇場小スタジオで、『Progress2』は踊り手の山之口理香子を迎えて象の鼻テラスで上演された。

第3回目の今回は、俳優の早織を安川まりの相手役に迎え、根本戯曲の肝とも言える「対立構造」を掘り下げる。ワーク・イン・プログレスの要素も含んだこの公演は、30分間の上演のあとに根本と安川、その他出演者による30分前後の公開ディスカッションも行なう。

また、キービジュアルと舞台美術は画家のharuneが担当。同じ戯曲を時期を分けて様々な場所で上演を重ねていく「新しい試み」では、上演を重ねる度に美術の絵も書き足される。根本の戯曲も演出も、演者の芝居も変わっていくというタイトル通り新しい試みとなる。毎回、新しい挑戦を繰り広げる根本の演劇へのストイックな姿勢を目撃すべく、『Progress3』へ足を運んでみてはいかがか。

■根本宗子コメント

「3度目の新しい試みがやって参りました。今回は、自分の戯曲の対立構造の会話部分がどのようにして作られているのをお観せできたらと思っております。安川さん、早織さん、haruneさんといっしょにまた数日間の旅のはじまりです。劇場でお待ちしております」

根本宗子

根本宗子