サッカー元日本代表監督で社会起業家の岡田武史が学園長を務め、次世代リーダーの育成を目指す「FC今治高等学校 里山校」(運営:学校法人 今治明徳学園、理事長:村上康)では協議を重ね、3か年の教育カリキュラムが最終決定しましたのでお知らせします。

  • FCI独自のカリキュラム 3つの特長

〈特長1〉3年次は一般的な高校の3分の1程度まで必修単位を削減、生徒自身がカリキュラムをデザイン

一般的な高校では、卒業までにおおよそ102105単位程度の取得が平均的です。FCIでは、これを76単位(1年次:35単位、2年次:28単位、3年次:13単位)に設定し、学年が上がるにつれて授業数を減らして自学できる余白の時間を確保します。

3年次には必修の授業は13単位まで減らし、余白の時間は選択科目を受講したり、カリキュラムパートナーとして連携している企業で探究を深めるなど、生徒自身がカリキュラムをデザインしていきます。

なお、単位数については現時点での予定であり、変更になる可能性があります。

〈特長2〉生徒一人ひとりの「好き」を見つけて学ぶ授業サイクル

授業は下記の特別教科・演習教科・一般教科を用意しています。

・特別教科:ヒストリック・キャプテンシップ養成講座/ヒューマンディベロップメントプログラム/里山未来共創探究ゼミ

・演習教科:抽象化力養成講座/編集力養成講座/金融リテラシー養成講座など特別教科と一般教科を横断するプログラム

・一般教科:国語/英語/数学/理科/社会/保健体育(スポーツ)/美術・音楽(アート)/情報/家庭科

FCIでは実践で学ぶ特別教科を独自に設け、午前中は学校内で学び午後には校外フィールドワーク中心に学ぶなど、生徒自身が夢中になれるテーマを見つけるためのさまざまな機会を提供していきます。

一般教科や演習教科においても多様な人材を講師に迎え、それぞれの分野におけるプロフェッショナルとの関わりや対話を通して学びます。

学校だけでなく社会に根差した実際の経験の中から、自分だけの熱中できるテーマを見つけることで、基礎学力の勉強が強制される従来型の教育から脱し、自ら意欲的に学ぶサイクルの構築を目指します。

1年生のカリキュラムスケジュール(案)※曜日などは仮

■特別教科について

・ヒストリック・キャプテンシップ養成講座

新時代を拓くような画期的なことを成し遂げたエポックメーカーをお一人ずつ講師に迎え、セッションを通して生徒が新しい興味・関心を発見したり将来を考えるための講座です。世代や地域を超えたあらゆる分野で最先端で活躍する講師陣をお招きし、直接の対話による生徒への刺激とそれによる成長を期待します。

・ヒューマンディベロップメントプログラム

心身のタフネスを身に着け、これからのサステナブルな未来を創るスキルとマインドの養成を目指す野外体験活動と環境教育の講座です。

・里山未来創造探究ゼミ

地域の企業と連携しながらワークショップや実業体験から学ぶ少人数形式のゼミです。社会と接続しながら、社会に何が必要なのかや自分自身が何に興味・関心があるのかを探っていきます。

■一般教科について

・スポーツとアート

「感性を磨く」ことがヒストリック・キャプテンに必要だと考えるFCIでは、スポーツ(保健体育)とアート(美術・音楽)の授業に力を入れていきます。月に1度トップアスリートやアーティストによる特別指導を通して、研ぎ澄まされた感性の獲得を目指します。

■カリキュラムパートナー

FCIでは実学・実践での学びを支えるために、多様なカリキュラムパートナーが参画しています。

すでに発表しているカリキュラムパートナーについては、下記をご参照ください。

https://fcimabari-ed.jp/curriculum/

〈特長3〉定期テストはなし、AI時代に必要な「思考力」を重視

FCIでは定期テストは実施しません。その代わりに、教科ごとの単元(学習のまとまり)ごとに行う「単元テスト」を実施してつまづきを発見しながら、学習進度をその都度確認していきます。

成績は、FCIが掲げる人財育成像であるヒストリック・キャプテンシップに照らし合わせて、マインド・スキルセット、学習に対する姿勢や意欲、基礎学力の習得度合い等を総合的に組み込んだ独自のルーブリック評価で学びの到達度を確認します。

FCIではどのように問いに向き合って、どう考えアクションしたかを重視しています。生徒一人ひとりの成長を追いかけ、どう変容し、ヒストリック・キャプテンに近づいていたのかを評価の軸とする予定です。

  • 「守破離」をベースにした、主体性・学習意欲を引き出すカリキュラムデザイン

岡田武史学園長は「守破離」をベースとした人財育成メソッドを確立しており、FCIのカリキュラムはこのメソッドに沿って設計するものです。

1年次には一般教科の授業に比重を置き、教室での学習環境に秩序を設けます。これによってまずは学習の「型」の理解、習得を促します。その後は学年が上がるにつれて空き時間や自由選択科目を増やし、成長とともに型を「破り」、「離れ」、自分で主体的に学びを深めていく環境を整えていきます。

また、「守破離」のタイミングは一斉ではなく、生徒一人ひとりによって個人差があります。FCIの授業では教員が生徒40人に対して一斉授業をするのではなく、個々人の学びの進度に合わせたサポートを提供することでつまづきを解消し、自分のペースで学ぶ環境を整えます。

なおカリキュラムの設計にあたっては、カリキュラム開発パートナーとして株式会社リバネスが参画し、FCIの評議会議長を務める鈴木寛氏の助言のもと、協議を経て決定いたしました。

  • カリキュラム開発パートナー 株式会社リバネスについて

株式会社リバネスは2002年の設立以来、地球規模の課題に対処するために必要な知識やスキルを身につけ、地球貢献型リーダーとなるためのNEST教育を軸とした教育プログラムを小中高生20万人以上に実施し、学校向けの教育プログラム開発支援も手掛けています。

「科学技術の発展と地球貢献を実現する。」をビジョンに掲げる同社とFCIの教育方針には共通点が多く、カリキュラム開発パートナーとしての連携に至りました。

FC今治高校 里山校(FCI)は、サッカー元日本代表監督を務めた社会起業家 岡田武史が学園長を務め、2024年4月の開校を目指す愛媛県今治市の私立高等学校です。前身となる今治明徳高校 矢田分校を改称し、カリキュラムを全て一新してリニューアル。

全室個室の寮を新たに完備し、全国から1期生80名を募集します。

FCIでは「自ら動き、考え、違いを受け入れ、仲間と共に社会を変える」をスローガンに掲げ、サッカー人材の育成ではなく、これからの世界の歴史を動かしサステナブルな未来を実現する「ヒストリック・キャプテンシップ」を持ったリーダーの育成を目指しています。

<開校の背景>

FCIの開校の背景には、岡田武史学園長の教育への強い想いと危機感がありました。岡田氏が代表取締役会長を務めるFC今治は、自身の人生観でもある『次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する。』という理念を掲げています。気候変動やさまざまなテクノロジーの進化など、社会は大きな転換期を迎えています。人が人らしく豊かでありながら自然と共にある未来を創るために、教育分野において新たな一歩を踏み出します。

<アドミッションポリシー>

・地球の未来を自らつくり、より良くしていきたい人

・自分の殻を打ち破り、素直に自分の「好き」を究められるようになりたい人

・変化を楽しみ、挑戦できるようになりたい人

・困難を共に乗り越え、仲間をつくりたい人

・座学だけでなく、実践の中で学びたい人

  • 学校法人 今治明徳学園とは

前身となる今治技芸女学校が明治39年に開校してから110年を超える歴史を誇る愛媛県今治市に本部を置く学校法人。今治明徳中学校、今治明徳高等学校(本校・矢田分校)、今治明徳短期大学を運営する。2020年10月にFC今治(株式会社今治.夢スポーツ)と連携協定を締結。同社代表取締役社長の矢野将文氏と代表取締役会長の岡田武史氏が学園経営に参画し、2023年4月に岡田武史氏が学園長に就任。2024年4月より、高等学校本校を「FC今治高等学校明徳校」、矢田分校を「FC今治高等学校里山校」と改称予定。

学校名:学校法人今治明徳学園 FC今治高等学校 里山校

住所 :〒794-0081 愛媛県今治市阿方甲287番地

開校時期:2024年4月

1期生募集人数(定員):80名

今後の予定:

・2023年11月8日(水)~14日(火)推薦入試出願期間

・2024年1月4日(木)~10日(水)一般入試出願期間

ウェブサイト:https://fcimabari-ed.jp/

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配信元企業:学校法人今治明徳学園

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