任天堂11月7日(火)、2024年3月期の第2四半期決算短信と、決算説明資料を公式サイトにて公開した。

こちらによると、2023年4月~9月にかけては5月発売のゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムが1950万本、7月発売のピクミン4が261万本の販売を達成するなど、同期に発売された新作タイトルがそれぞれ順調に販売を伸ばしたとしている。

またマリオカート8 デラックスが322万本を販売し、累計販売本数が5701万本に達するなど、映画ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの効果もあって『マリオ』関連タイトルも好調に推移したという。今期においてはソフトメーカーのタイトルもふくめ、16タイトルがミリオンセラーを達成したという。

これらの結果、ハードウェアの販売台数は前年同期比2.4%増の684万台、ソフトウェアの販売本数は前年同期比1.8%増の9708万本を記録した。なお、ハードウェアの販売台数の内訳はNintendo Switch125万台、Nintendo Switch(有機ELモデル)が469万台、Nintendo Switch Lite が90万台とのこと。

『ティアキン』5月の発売から約4か月で1950万本を突破1
(画像はニンテンドーeショップ『マリオカート8 デラックス』ストアページより)

ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switch向けダウンロードソフトが好調に推移し、追加コンテンツや「Nintendo Switch Online」による売上も増加。円安による為替の影響もあり、デジタル売上高は2175億円(前年同期比15.8%増)。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』がパッケージ版の販売も好調だったことから、全体のデジタル売上高比率は前年同期比で低下している。

さらにモバイル・IP関連収入等については『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』関連の売り上げが冬季に発生したことにより、売上高は550億円(前年同期比133.3%増)に。以上を踏まえ、売上高は7962億円(海外売上高6236億円、海外売上高比率78.3%)、営業利益は2799億円という数字を記録した。

連結業績予想に関する説明では、Nintendo Switchの魅力を伝え続けることで「一家に一台」から「一家に複数台」、そして「一人に一台」の普及を目指す姿勢を示している。

今後も超おどる メイド イン ワリオ』や『スーパーマリオRPGポケットモンスター スカーレット・バイオレットの追加コンテンツ「ゼロの秘宝」の後編「藍の円盤」など、新規タイトルや追加コンテンツを継続的に投入してプラットフォームの活性化に努める構えだ。

本件に関する詳細については、任天堂公式サイトの株主・投資家向け情報ページを参照されたい。

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