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あす8日は二十四節気の「立冬」。異例の暑さはおさまり、日中は快適な陽気に。朝晩と日中の寒暖差は大きいため、調節しやすい服装を。金曜は全国的に雨が降り、雷雨になる可能性も。その後は今季一番の寒気が流れ込んで、一気に冬へ前進。北日本の平地や東日本の峠で雪も。

あす8日「立冬」 異例の暑さおさまる 北日本は季節追いつく

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きょう7日(火)は、日本付近を寒冷前線が通過し、全国的に風が強まりました。また、強い南風が吹き込んだ関東を中心に11月としては記録的な暑さとなり、東京都心で27.5℃を記録し、100年ぶりに11月の最高気温を更新しました。(これまでの1位の記録は、1923年11月1日に観測された27.3℃。)

午後5時30分現在、北日本の日本海沿岸や北陸には、暴風警報や波浪警報の発表が続いています。今夜遅くにかけて暴風や高波に警戒してください。

あす8日(水)は、沖縄、九州から東北南部にかけて広く晴れるでしょう。東北北部や北海道は午前中は一部で雨の降る所がありますが、午後は次第に日が差す見込みです。

あす8日は、二十四節気の「立冬」。暦の上では冬の始まりということになります。
あすの最高気温は、関東から北はきょうより5℃以上低く、異例の暑さはようやくおさまりそうです。

日中は関東から西は22℃前後で快適ですが、朝晩はヒンヤリします。寒暖差は大きいため、羽織るものや上着があると良さそうです。
北陸や東北から北海道日本海側は、この時期らしい気温となり、札幌は11℃の予想です。日中も風が冷たく、暖かいコートが欠かせないでしょう。

金曜は雷雨に注意 土日は今季一番の寒気流入で気温降下 急に冬らしく

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あさって9日(木)も広く晴れる見込みです。
10日(金)は、日本付近を前線や低気圧が通過し、広い範囲で雨が降り、ザっと強まる雨や雷雨にご注意ください。

11日(土)と12日(日)は、冬型の気圧配置となり、上空には今季一番の寒気が流れ込むでしょう。
土曜日は北海道や東北北部の平地でも雪が降る可能性があります。
関東から九州にかけても、季節がぐっと進み、日中でも冬物が欲しくなる寒さになりそうです。これまでよりも暖かいジャケットやニットなどをご用意ください。

土日 北日本の平地や東日本の峠道は冬用のタイヤ装備を

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上の図は、11日(土)の上空1500メートル付近の寒気の図です。
平地で雪が降る目安となるマイナス6℃以下の寒気が、北海道から東北北部をすっぽりと覆うでしょう。また、山で雪が降る目安となる寒気が関東北部や北陸の一部にかかりそうです。東日本でも標高の高い山や峠道では雪が降る可能性があります。

特に、11日(土)夜から12日(日)の朝は、雪や雨が強まる可能性もあるため、車の運転は冬用タイヤが必要です。雪道の運転に慣れていない方は運転を控えた方が良いでしょう。また、山登りや紅葉を見に行く予定がある方も、現地の天気を確認し、必ず冬の装備でお出かけください。

今年は11月に異例の暑さが続いたため油断しがちですが、この週末から急に冬らしい天気になるでしょう。寒さや雪に、早めの備えを行ってください。

あす8日は「立冬」 広く晴天・寒暖差注意 金曜は雷雨 週末の寒気で一気に冬らしく