名古屋商科大学は、2023年10月16日から11月3日までの3週間、エジプト文部科学省に当たる高等教育省の職員10名を受け入れて研修を実施しました。職員たちは3週間、日本に滞在し、日本の大学の制度や大学の運営方法などを学びます。また、その一環として地元の高校や小学校、企業への訪問も行い、日本の教育、文化を体験する機会を提供しました。本研修は本学ビジネススクールの横山研治教授が現地のエジプト日本科学技術大学の設立に関わったのが縁で実現しました。

名古屋商科大学は、経営課題を自らの視点で考え、解決する力を養う「ケースメソッド授業」を全学的に採用しています。職員らはHakeem先生の「International Management」とLouie先生の「Management Information Systems」の2つの授業を見学しました。授業にはエジプトからの留学生も参加しており、彼女らが授業を受ける姿に興味津々の様子でした。名古屋商科大学は英語で学ぶことが可能な学士課程「Global BBA」を設置。世界35カ国以上から集う国際学生とともに学ぶことができる環境は「世界標準の経営教育」であり国内外で高く評価されています。

10月20日(金)、愛知県立日進高等学校と日進市立北小学校を訪問しました。日進高等学校では、情報科、数学、書道の授業と茶道部が使用する特別教室を見学しました。その後、高校独自の取り組みや教科書、入試制度について学びました。北小学校では2年生の算数の授業を参観しました。教室内にはアラビア語で歓迎を伝える文字や児童がエジプトについて調べた掲示物が飾られていました。授業後に給食へ向けて当番の配膳の様子や実際に給食を食べる様子を見学しました。日本の高等教育へとつながる初等・中等教育における実際の教科指導や、教育活動を支える設備や人材について知見を深めました。

11月1日(木)岐阜県多治見市の丸モ高木陶器を訪問しました。多治見市は1300年以上の伝統を誇る美濃焼の産地でもあり、丸モ高木陶器では4万点をこえる商品を展示するショールームの見学、工場内では職人による絵付け、さまざまなニーズに対応する4つの窯など視察いたしました。テストキッチンで行われたデモンストレーションでは温度や光で色彩が変化する最新の器の紹介があり、興味深く見入っていました。「和食」が世界ユネスコ無形文化遺産に登録され、その和食文化を支えるべく日本を代表する焼き物の地を訪れたことで、日本の伝統文化について見識を広めました。

1953年の創立以来、世界標準の経営教育を追求して国内初となる3つの国際認証(トリプルクラウン)を取得。現在は5学部10学科2研究科を設置し、世界59カ国156校の提携校と交換留学や国際ボランティアなどを積極的に実施。ビジネススクール(経営大学院)は、世界QSランキングにおいて5年連続で国内第1位を獲得し(2022年)、Times Higher Education rankingの2022年度日本版において、国際性の分野で東海北陸地区で第1位、国内では第16位にランクイン。

配信元企業:学校法人栗本学園

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