市原市では、子どもや家庭が抱える様々な課題に対し、迅速に相談につなげ、解決へ向かうための各種支援など、児童福祉の充実に継続的に取り組んでいます。その一環として今回、地域での見守りや子育て世帯への支援の拡充、また、子ども自身がSOSの声をより上げやすくするための取組など、子ども・子育ての安心・安全対策強化のための取組を開始しました。

1 「子どもの声」による新たな見守り放送

地域の見守りによる子どもの一層の安心・安全を確保するため、防災行政無線を活用し、小学生が

直接地域住民にお願いする「子どもの見守り放送」を秋休み明けの2学期(10月11日)から新たに開始しました。

・放送時間:

小中学校の授業日:14時30分(小学校低学年の下校時間)

休業日:16 時(冬季)、17時(春季・秋季)、18時(夏季)

・放送内容:「市原市の子どもたちからのお願いです。地域の皆さん、私たちの見守りをよろしくお願いします。」

児童虐待防止推進キャンペーンの実施

国は、毎年11月に児童虐待防止のための広報・啓発活動を推進しており、市原市でも、昨年度に引き続き「児童虐待防止のための動画」による啓発を実施します。

今年度は、市原市内にある私立市原中央高等学校と、県立姉崎高等学校の生徒の協力を得 て、ヤングケアラーなど高校生自身が身近に感じている問題をテーマに、中高生向けの啓発動画を作成しました。

動画は市公式Youtube等で配信するほか、市内小中学生に配付のタブレット端末からも視聴できます。

さらに、市内の小中学校や高等学校、JR八幡宿駅、五井駅、姉ヶ崎駅

、商業施設等へのポ スター・リーフレット等の掲示、市ウエブサイトや広報いちはらによる啓発などを通じて、市民への周知を図ります。

https://www.city.ichihara.chiba.jp/article?articleId=633500875f8ddd1a0e44e0c8

3 子育て家庭支援事業(一時預かり、ショートステイ等)によるプッシュ型支援

育児疲れなどで、子育てから離れ一時的な休息やリフレッシュが必要にも関わらず、その負担の軽 減につながる行政サービスの利用が困難な家庭に対し、保育所や認定こども園での児童の一時預かりや、児童養護施設等を活用した一時的な児童の養育(ショートステイトワイライトステイ)の一歩踏み 込んだ利用支援を 10 月から開始しました。

市の支援計画に基づく、専門職員による、保育施設等の利用申請手続きへの同行や書類作成などの補助のほか、利用料を無償とし、保護者の育児負担の軽減など、安定した養育環境の形成をサポート することで、子どもの健やかな育ちにつなげます。

4 親子関係形成支援事業(前向き子育てプログラムによる楽しい子育ての提案)

核家族化の進行や、身近に支援者がいないことなどにより、子育てに悩みや不安を抱えている家庭 が増えています。このため、保護者が子どもとの関わり方の知識や方法を習得することで、子育てへの不安の解消や親子間の関係性を構築し、虐待の発生予防などにつなげる、前向き子育てプログラム「トリプルP(Positive Parenting Program)※」によるセミナー及び講習会を開催します。

⑴ セミナー

子どもの行動をどう理解し、どのように対応するかなど、事例を踏まえて具体的に学び、安定した親子関係を築くための専門家による講演会(セミナー)を開催します。

・日時 :令和5年11月18日(土)13:30~15:30

・会場 :市原市保健センター

   (市原市更級 5-1-27)

・定員 :80名

・参加料:無料

https://www.city.ichihara.chiba.jp/article?articleId=65016955dbfb426a4a3b76c4

⑵ 講習会

前向き子育てとは何か、子どもと良い関係を築く方法の紹介など、専門家による講義やグループ ワーク、ロールプレイ等を内容とした講習会を実施します。

・日程 :令和6年1月~3月(8 回連続の講座)

・会場 :市原市市民会館 会議室棟1階(市原市惣社 1-1-1)

・定員 :10名

・参加料:無料

※「トリプル P」とは、オーストラリアで開発された臨床心理学に基づく子育て支援プログラムで、世界25か国以上、日本では30の自治体で採用されています。様々な子育ての技術を学び、育児を楽しく、前向きになれるようにデザインされており、虐待等の有無を問わず、全ての親向けに提供できるプログラムです。

配信元企業:市原市役所

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