横浜FMが苦しみながらも3連勝! ヤン・マテウスの技あり弾で難しいフィリピンでの一戦を制す【ACL2023-24】

横浜F・マリノスは7日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24グループG第4節でカヤFC・イロイロ(フィリピン)のホームに乗り込み、2-1で勝利した。

グループGの3試合で2勝1敗の横浜FMは仁川ユナイテッドFC、山東泰山と勝ち点で並び、この後半戦に。2連勝中の流れをさらに続け、この三つ巴の争いを抜け出したいなか、前節に続いてカヤFCと対戦した。

今度は敵地に乗り込み、勝利を目指す横浜FMはこの試合も台所事情が厳しく、松原、喜田、吉尾の3バックでスタート。慣れない布陣と顔ぶれだが、臆せずにボールを動かし、攻めのリズムを作りにかかる。

押し込んでからのテンポがなかなか上がらない横浜FMだが、26分に右サイドの井上がボックス右にパスを出すと、これに合わせて村上も裏に。完璧な抜け出しから右足でネットを揺らして、先制点をもたらす。

大卒ルーキーのプロ初ゴールでリードした横浜FMだが、39分に渡辺に競り勝ったセンドラの縦パスから、カヤFCがカウンター。裏を抜け出した堀越がボックス右か右足でGK飯倉の牙城を打ち破ってみせる。

東海大学からアルビレックス新潟シンガポールを経由し、カヤFCでプレーする日本人FWの一撃で振り出しに戻され、後半に入った横浜FMは吉尾を下げて上島をピッチへ。その後半もボールを握って攻める。

だが、最後のところで相手の守りを上回れず、攻めあぐねる横浜FMは66分に左サイドから水沼が上げたクロスに杉本が頭で合わせるが、惜しくもゴール右外。ゴール前でのシーンを作れず、時間がすぎる。

ヤン・マテウスやナム・テヒ、さらに2種登録の舩木も投入した横浜FMはその後も糸口を探る展開が続くが、カヤFCは82分に榊原のかかとを踏みつけてしまった途中出場のメンディがVARで一発退場となる。

すると、87分にヤン・マテウスが味方からのパスを受けると、ボールが浮かび上がったところで鋭くターンし、左足ボレー。苦しんだ横浜FMだが、ヤン・マテウスの見事な一撃でついに一歩前に出る。

フィリピンでの難しいアウェイ戦を勝利で飾った横浜FMは3連勝を成し遂げ、首位の山東に次ぐ2位に浮上。28日の次戦は仁川とのアウェイ戦に挑む。

カヤFC・イロイロ 1-2 横浜F・マリノス
【カヤFC】
堀越大蔵(前39)
横浜FM
村上悠緋(前26)
ヤン・マテウス(後42)