2022年のノンアルコール飲料市場は、10年前の約1.4倍の市場規模になったと推定されます。

今回、サントリー(株)は、ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態・意識調査(以下「当社調査」)を実施しました。

なお、当社調査詳細は、以下「サントリー ノンアルコール飲料レポート2023(詳細版)」を参照ください。

https://www.suntory.co.jp/news/article/mt_items/14492-1.pdf

I 調査サマリー

1.ノンアルコール飲料市場について

・ノンアルコール飲料市場は大きく拡大し、10年前の約1.4倍の市場規模に

2022年のノンアルコール飲料市場は、4,084万ケース※(対前年102%)と、10年前の約1.4倍の市場規模になったと推定されます。2023年の市場規模は、3,978万ケース(対前年97%)になると見込まれます。

※1ケース=8.4L換算(350ml×24本)

2.消費者飲用実態・意識調査

(1)ノンアルコール飲料

新型コロナウイルス感染症拡大前に比べ、ノンアルコール飲料の自宅内での飲用率・飲用頻度が上昇。日常生活の中でノンアルコール飲料は定着

・月1日以上ノンアルコール飲料を飲んでいる人の半数以上が、1年前に比べ、ノンアルコール飲料の飲用量が増加したと回答。飲用量が増えた理由は、「おいしくなったから」「種類(バリエーション)が増えたから」

・ノンアルコール飲料を月1日以上飲んでいる人の8割以上が、「ビールテイスト飲料」を飲んだことがあると回答。昨年に比べ「ハイボールテイスト飲料」の飲用経験率が上昇

・ノンアルコール飲料を月1日以上飲んでいる人の9割近くが「期待以上においしかった」と回答。7割以上が「お酒を飲んだ時のような満足感」など、お酒で得られるようなさまざまな価値を実感

・ノンアルコール飲料を月1日以上飲んでいる人の約半数が、今後の飲用機会を「今以上に増えそう」と予想

(2)ノンアルコールビールテイスト飲料

ノンアルコールビールテイスト飲料を月1日以上飲んでいる人の4割以上が、1年前に比べ飲用量が増加。増加の主な理由は「おいしさ」と「健康意識」

ノンアルコールビールテイスト飲料を月1日以上飲んでいる人の9割以上が「最近、おいしくなった」と評価

ノンアルコールビールテイスト飲料を月1日以上飲んでいる人は“健康への気遣い”が飲用の動機に

ノンアルコールビールテイスト飲料を月1日以上飲んでいる人の約7割が「ビールテイスト飲料はなんらかの機能がついているものを選ぶ」と回答。また、新しい健康によい機能が付加されたものが発売されたら、8割以上が「試してみたい」と回答

(3)ノンアルコールRTD/ワインテイスト飲料

・ノンアルコールRTD/ワインテイスト飲料を月1日以上飲んでいる人の飲用量が増えた理由は、「おいしくなった」「種類が増えた」「選ぶ楽しみがある」など

・ノンアルコールRTD/ワインテイスト飲料を月1日以上飲んでいる人に、最も人気が高いのは「レモンサワーテイスト」。飲用者の好みに合わせて、いろいろな種類を選択

・ノンアルコールRTD/ワインテイスト飲料は「酔わずにお酒気分を楽しめる」ことが魅力。種類によって、感じられる魅力に違いも

・ノンアルコールRTD/ワインテイスト飲料を月1日以上飲んでいる人の8割以上が気分に合わせて種類・味(フレーバー)を選択。「飲むシーンに合わせて選択」する人は7割以上

・お酒をよく飲む人は「レモンサワーテイスト」「チューハイテイストレモンサワーテイスト以外)」「ワインテイスト」を夕食時や夕食後、風呂上がり、くつろいでいる時に飲用。お酒をあまり飲まない人は、「レモンサワーテイスト」「チューハイテイストレモンサワーテイスト以外)」「カクテルテイスト」を食事シーンに加え、団らん時や人と集まる時に飲用

・ノンアルコールRTD/ワインテイスト飲料を月1日以上飲んでいる人の9割以上が、今後さらにノンアルコール飲料の種類が広がることを期待。7割以上が「種類が増えたら飲用機会が増えそう」と回答

II 調査概要

・調査対象

-ノンアルコール飲料に関する調査

・一都三県(東京都千葉県神奈川県埼玉県)に在住する20~60代の男女 30,000人

-ノンアルコールビールテイスト飲料に関する調査

・上記30,000人のうち、ノンアルコールビールテイスト飲料の月1日以上飲用者 1,239人

-ノンアルコールRTD/ワインテイスト飲料に関する調査

・上記30,000人のうち、ノンアルコールRTD/ワインテイスト飲料の月1日以上飲用者 512人

・調査方法 インターネット調査

・調査日  2023年9月8日(金)~9月13日(水)

〈本レポートで使用する用語の定義〉

ノンアルコール飲料:アルコール度数0.00%のビールテイスト飲料やレモンサワーテイスト飲料、チューハイテイスト飲料などの総称

ノンアルコールビールテイスト飲料:アルコール度数0.00%のビールテイスト飲料

ノンアルコールRTDテイスト飲料:アルコール度数0.00%のレモンサワーテイスト飲料、チューハイテイスト飲料(レモンサワーテイスト以外)、ハイボールテイスト飲料(ウイスキーテイストを含む)、カクテルテイスト飲料、梅酒テイスト飲料を示す

(アルコール度数0.00%の焼酎テイスト飲料、日本酒テイスト飲料は含まない)

(RTDは「Ready to Drink」の略語)

ノンアルコールワインテイスト飲料:アルコール度数0.00%のワインテイスト飲料(スパークリングを含む)

この1年間:2022年9月-2023年8月までの期間

半年前:2023年2-3月頃

1年前:2022年9月頃

新型コロナウイルス感染症拡大前:2020年2-3月頃より前

新型コロナウイルス感染症拡大後:2020年2-3月頃より後

「増えた」:設問において、「増えた」「やや増えた」と回答した人の合計

「あてはまる」:設問において、「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人の合計

「そう思う」:設問において、「そう思う」「ややそう思う」と回答した人の合計

※本レポートでは、小数第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。

※本レポート内に記載されているMAとは、マルチアンサー(複数回答)を、SAはシングルアンサー(単一回答)を意味します。

※当社調査において、グラフ・文中の「2019年」は2019年6月11日付、「2022年」は2022年10月19日付の「サントリー ノンアルコール飲料レポート」を指しています。

以上

配信元企業:サントリーホールディングス株式会社

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