ヘンリー王子とメーガン妃がチャールズ国王の誕生日パーティの招待状を受け取ったものの、出席を断ったと報じられた。これに対して夫妻の広報担当者が、バッキンガム宮殿から「何の連絡もない」と声明文で強く反論した。現地メディアの取材に応じた夫妻の友人は、「彼らは招待状を受け取っていない」と明かし、国王の誕生日について「王子は個人的に連絡を取るだろう」と話している。

チャールズ国王11月14日に75歳の誕生日を迎えることに先立ち、米国に住むヘンリー王子夫妻が渡英して父親を祝福することを断ったと伝えられた。

王室メンバーは実際の誕生日をプライベートで祝福するのが伝統で、毎年6月には国民と祝福する君主の公式誕生日「トゥルピーング・ザ・カラー」が開催される。

そのため国王は、今年の誕生日当日もロンドンの住居である「クラレンス・ハウス」で親しい友人や家族を招いたプライベートなパーティで祝福するとみられている。

英紙『The Sunday Times』が現地時間5日に報じたところによると、ヘンリー王子とメーガン妃は国王の誕生日パーティの招待状を受け取ったが、出席を断ったとある関係者が話したという。

するとヘンリー王子夫妻の広報担当者が声明文を発表し、「今回の国王陛下の誕生日については、何の連絡も受け取っていません」と招待状を受け取ったことを否定した。

そして「『The Sunday Times』がこのような話題を誤報したことは、誠に遺憾です」と同紙を非難した。

ヘンリー王子夫妻に近い関係者は英メディア『Daily Mail Online』の取材に応じ、夫妻がチャールズ国王の誕生日パーティに招待されていないことを認めた。

同関係者は「彼らは招待状を受け取っていません。この話題が報じられるまで、祝賀会のようなものがあることさえも知りませんでした」と話す。

そして「公爵は国王陛下の誕生日を祝うため、いつものように個人的に連絡を取る方法を見つけるでしょう」と付け加えた。

チャールズ国王とカミラ王妃は現地時間10月31日から4日間にわたり、英連邦国(コモンウェルス)の加盟国であるケニア共和国を公式訪問していた。君主に即位して以来、国王夫妻が連邦国を訪れるのは初めてのことだった。

しかし訪問に先立ち、ケニアの人権委員会はチャールズ国王に対し、植民地時代の虐待について「明確な公式謝罪」を行うように要求していた。

ヘンリー王子夫妻の友人は、こういった話題から注意をそらすために、バッキンガム宮殿が誕生日パーティへの招待状の話題をリークした可能性があると示唆した。

同人物は『The Sunday Times』の取材に対し、「この記事は、公爵が父親をこき下ろしているように見せかけるために作られていますが、そんなことはありません。(ケニアへの)訪問がうまくいかなかったことを考えれば、これは歓迎すべき気晴らしかもしれないのです」と語っている。

なお、バッキンガム宮殿は今回の報道に対し、コメントを拒否しているという。

画像2枚目は『The Royal Family 2023年10月31日付Instagram「The State Visit to Kenya has officially begun.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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