馬場ふみかが主演する映画『コーポ・ア・コーポ』より、原作から抜け出してきたかのような再現度を誇る本編の冒頭映像が初お披露目された。

【動画】昭和風情の安アパートの光景が繰り広げられる―映画『コーポ・ア・コーポ』本編冒頭映像

 原作は、独特の世界観でコアなファンを量産し続ける岩浪れんじの同名漫画。昭和レトロな雰囲気を醸し出す大阪の安アパート・コーポを舞台に、年齢も性別も職業もバラバラで、互いによく知らないながらも縁あって一つ屋根の下に暮らす訳あり同士が、飄々(ひょうひょう)と生きる日々を描く。

 このたび解禁となった冒頭映像には、主人公・辰巳ユリ役の馬場ふみかが、自転車でユリの住む「コーポ」に到着するなり、笹野高史が演じる宮地が、家賃の取り立てに来ることをコーポの住人(東出昌大、倉悠貴)たちに知らせる、昭和風情の安アパートの光景が繰り広げられる。

 まるで原作漫画から抜け出てきたような、金髪にスカジャン、緩めのジーンズを履きこなしたユリ(馬場ふみか)が颯爽とアパートに到着するやいなや、毎月の恒例行事と言えそうな、家賃の取り立てから逃げる住人たち。閉められた扉には「入居者募集」の少し破れた張り紙が貼られ、このアパートの主のような年配の宮地(笹野高史)が各部屋をノックして呼びかけると、2階のそれぞれの部屋からスーツ姿の中条(東出昌大)や、ニッカボッカ姿の石田(倉悠貴)が靴を持って、次々に飛び出してくる姿が見て取れる。訳あり住人たちが、ゆるく連帯しながら暮らす姿に、これから始まる濃ゆい物語を予感させてくれる。

 なお、メイキングを交えた動画は、公式TikTokでも随時更新中。詳細は映画公式サイトやSNSにて。

 映画『コーポ・ア・コーポ』は、11月17日より全国公開。

映画『コーポ・ア・コーポ』より主人公・辰巳ユリ(馬場ふみか) (C)ジーオーティ/岩浪れんじ