セルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督が、一発退場となった日本代表FW前田大然に言及した。7日、クラブ公式サイトが伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループE第4節が7日に行われ、セルティックはアウェイでアトレティコ・マドリードと対戦。古橋亨梧前田大然がスタメンに名を連ね、岩田智輝がベンチ入りした一戦は6分に先制を許すと、23分に前田が一発退場となり数的不利になった影響もあり、その後5失点を喫し、0-6で敗れた。

 前田が退場となった場面は、ボールを奪いに行った際に足裏がマリオエルモソの足首に入ってしまい、当初はイエローカードが提示されていた。しかし、オンフィールド・レビューの結果、イエローではなくレッドカードに判定が変わっての退場となっていた。

 試合後、ロジャーズ監督は「いい試合の入り方をしたし、自信を持ってプレーできていたが、退場は試合の大きなターニングポイントになった」と語りながら、前田が退場となった判定には不満も口にした。

「両選手がお互いに足を蹴ったことは間違いなく、当然のことではないと間違いなく感じた。私たちのようなチームにとっては非常に重要な瞬間なので、選手を失ったことは本当に残念だった」

「11対11では競争力があることを示せていたが、11対10では私たちにとって困難な挑戦だった。審判についてはあまりコメントしたくないが、彼がスクリーンで見たものは実際のチャレンジを表していなかったと思う」

「彼がやって来て、最初の画像はダイゼンの足を上げた静止画だった。だから、好むか好まないにかかわらず、人間の脳は自分をレッドカードへと追いやるだろう。でも、その場面全体を見たら、両選手がお互いの足を蹴り合っていたことはわかると思う」

一発退場となった前田 [写真]=Getty Images