最初にホームドア整備が完了したのは三田線でした。

2023年度中にホームドア整備率100%に

東京都交通局は2023年11月6日(月)、都営地下鉄全駅でホームドアの整備が完了すると発表しました。

11月18日(土)から浅草線西馬込駅で運用を開始し、東京都交通局が管理する全駅で整備が完了する予定。京成電鉄と共同で整備を進めている押上駅に関しても、2024年2月20日(火)に整備が完了する予定です。

東京都交通局では、2000年度に営業中の路線としては全国で初めて、三田線ホームドアを設置しています。大江戸線は2013年4月、新宿線は2019年8月にホームドアの整備が完了。最後に残った浅草線に関しても、2023年度中に整備が完了することになります。

東京都交通局では、ホームドア整備後の路線では転落件数がゼロになるなど、ホーム上の安全対策として高い効果を発揮しているとしています。

三田線大江戸線新宿線では、車両側にホームドアを開ける機器が設置されています。ただ、複数の路線と相互直通を行う浅草線では、乗り入れる車両形式が多く、車両によっては機器の設置が困難な課題があったといいます。そのため、浅草線ではQRコードを車両ドアに貼り、ホーム上のカメラ(読み取り装置)によって車両の情報を検知する方式が採用されています。

都営浅草線の車両(画像:写真AC)。