TOKYO MXBS日テレほか放送中のアニメ『ひきこまり吸血姫の悶々』について、11月4日(土)より最新第5話「孤紅の恤」の放送・配信が順次スタート。これを記念して、このたび第5話から登場する新キャラクター、サクナ・メモワールを演じる石見舞菜香さんのインタビューが到着した。

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――原作小説『ひきこまり吸血姫の悶々』をお読みになって、今回の作品の印象をお聞かせください。

石見 「吸血姫」というタイトルだったので、怖いお話なのかなと思っていたんですけど、実際に原作を読んでみたら「魔核の効果範囲では人が死なない」というすごく斬新な設定になっていて。死にはするけど、生き返ることで「戦争がエンタメになっている」という独自の世界観が面白いなって思いました。シリアスな展開もある作品なんですけど、登場人物たちの会話がすごくコミカルでテンポ感がすごく良いんです。

――石見さんが演じるサクナ・メモワールはムルナイト帝国七紅天大将軍のひとりです。どんな印象をお持ちでしたか。

石見 サクナはかわいらしい性格で、コマリ様(テラコマリ・ガンデスブラッド)のことが好きで、コマリ様コマリ様! って言っているようなキャラクターです。演じるときも、かわいくてけなげで守ってあげたいという雰囲気が出たら良いなと思いながら、演じさせていただきました

――サクナはコマリ様を、七紅天の先輩として慕うだけでなく……過剰な愛情をかなり注ぎ込んでいる子……という印象がありますが、そういった彼女の過剰なところはどのように受け止めていましたか?

石見 サクナのコマリ様に対する愛情は本物なんです。いろいろと裏がある子なんですけど、自分の思いにウソはなくて。だから、私も等身大の気持ちで演じられたと思います。あちこちに怪しげなところや切なげなところが見えるかもしれませんが、コマリ様への思いを貫きながら、成長をしていくキャラクターなので、とても演じがいがあるなって思いました。

石見さん演じるサクナ・メモワール

――そんなサクナの思いが注がれるコマリ様ですが、石見さんからご覧になってコマリ様の魅力はどんなところだと思いますか。

石見 コマリ様は能力的に……特別なものは何も持っていないと思っている人なんです。度胸とイキることだけで、下剋上をしようとする部下や強敵たちと何とかわたりあっているっていう。ほとんど口から出まかせだけど、堂々と人を欺けるところはすごいなって思っていました。でも、根は優しい人だから、イキったときに出てくる発想も優しいんです。そういうコマリ様のひとつひとつの言動や人柄がかわいいなと思っています。あと、コマリ様はひとりひとりにちゃんと向き合ってくれるので、一生懸命ツッコんでくれるし、ひとりひとりの悩みに寄り添おうとしてくれる。イキっているときと、普段の優しいコマリ様のギャップがすごく魅力だと思っています。

――コマリ役の楠木ともりさん、ヴィルヘイズ役の鈴代紗弓さんとの収録はいかがでしたか。

石見 鈴代さんと、ともりちゃんは仲が良いんです。役者同士の関係性とキャラクター同士の関係性がリンクしているように感じました。アフレコのときは、ふたりともすごく楽しそうに掛け合いをされていましたし、その空気感に私も混ざっていくのはすごく心地よかったです。ふたりの楽しい空気に上手く入れたような気がします。

コマリ(CV. 楠木ともり)とヴィル(CV. 鈴代紗弓

――さて、サクナはコマリ様を激推ししているわけですが、石見さんご自身は推しているモノはありますか?

石見 あります! 私もサクナと同じように、推すタイプです。その時々で推す対象は変わるんですけど、好きなものにはかなり熱中して、出演しているテレビを観たり、ライブやイベントに行ったりしています。私は物を持ちすぎるのが苦手で、自分の部屋をファンのグッズで飾ったりするのもちょっと好きじゃないんです。だからグッズ収集はあまりしないんです。

実用的なグッズだったとしても、もったいなくて使えないし。片づけておいて、そのグッズが溜まっちゃうのもイヤだし。……ただ、映像作品は集めます。私はいま、あるアーティストさんを推しているんですが、そのライブビデオだったり、CDだったりは集めちゃいます。映像だったら、何度でも楽しめますからね。最近は仕事や日常が忙しくなっちゃって、なかなか推しに割く時間が減ってきているんですけど、これからも楽しく「推し活」しようと思っています!

――この作品はたくさんの個性的なキャラクターが登場しますが、石見さんが気になるキャラクターがいればお聞かせください。

石見 ヘルデウス(・ヘブン)さんです。サクナにとってもすごく大事なキャラクターで、私から見てもすごく素敵な人だなって思います。

――ヘルデウス・ヘブンはムルナイト帝国の七紅天大将軍のひとり。これからの2人がどのように関わっていくか気になりますね。

石見 ヘルデウスさんは、サクナが投げかけた言葉もしっかりと受け入れてくれるんです。ちょっとおかしく見えるところもあるんですけど、それを含めて彼に注目してもらえると嬉しいです。

――さてアニメ『ひきこまり吸血姫の悶々』のオンエアもこれから中盤戦へと向かっていきます。今後の見どころをお聞かせください。

石見 コマリ様もほかの登場人物たちもかなりふり幅が大きなドラマとバックグラウンドあるキャラクターだと思うんですが、サクナもかなりふり幅が大きなドラマを持っているキャラクターです。いわゆる戦闘力のような強さとは違う強さを持っている女の子なので、コマリ様に対する強い思いを感じてもらえればうれしいです。あと、サクナのヘンタイ的なところもきっと最終回まで変化していくと思いますので、彼女のこれからをぜひ注目してください。戦争の行方や他の国々の将軍たちがどう動くのかなど、見逃せない展開がずっと続きますので、最後まで見逃さないように楽しんでいただけたらなと思います。

『ひきこまり吸血姫の悶々』作品情報

最強(!?)吸血姫による歴史に残る快進撃がここに始まる!

【原作】小林湖底(GA 文庫/SB クリエイティブ刊)
【アニメーション制作】project No.9
【楽曲】オープニングテーマ:fripSide「Red Liberation」/エンディングテーマ:MIMiNARI 「眠れない feat.楠木ともり
【放送】TOKYO MXBS日テレ他にて10 月 7 日より毎週土曜 22:30~
【配信】<独占先行配信>ABEMA 10 月 7 日~毎週土曜 22:30 より配信

©小林湖底・SB クリエイティブ/ひきこまり製作委員会

アニメ『ひきこまり』石見舞菜香さんが先輩に過剰な“愛”を注ぐ新キャラ・サクナの魅力語る<インタビュー>