日本国内の企業・団体のLGBTQ+等の性的マイノリティ（以降、LGBTQ+）に関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する一般社団法人work with Prideは、LGBTQ+の職場環境改善に向けた『work with Pride 2023カンファレンス』を2023年11月7日（火）に経団連会館・国際会議場にて開催しました。
当日、職場でのLGBTQ＋に関する取組評価指標『PRIDE指標』の2023年の結果発表と、企業経営者ネットワーク「Pride1000」の設立を発表しました。
（「Pride1000」の詳細については、別リリースをご参照ください。URL：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000120117.html）
近年、多様な人材確保・定着などを背景に「ダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョン」（Diversity, Equity & Inclusion）の考え方が広まり、LGBTQ+への企業対応の重要性が増しています。
『work with Pride』は、LGBTQ＋の人々が自分らしく働ける職場づくりを進めるため、日本国内の企業・団体の人事・人権・ダイバーシティ担当者を対象に開催される、年に一度のカンファレンス。職場でのLGBTQ＋に関する取組評価指標「PRIDE指標」を発表しています。
-
「企業から変える。～いまこそ、ポジティブな声の可視化を～」をテーマに、経済から可視化を推進する取り組みを発表。
今年は「企業から変える。～いまこそ、ポジティブな声の可視化を～」をテーマに開催。職場でのLGBTQ+に関する取り組み評価指標『PRIDE指標2023』認定企業の発表・表彰と、企業経営者によるアライネットワークの設立を発表しました。
また当日は、今年7月にゲイであることをカミングアウトしたアーティスト「AAA（トリプル・エー）」メンバー與 真司郎（あたえ しんじろう）さんによるキーノートの他、各業界からお招きしたゲストによるパネルディスカッションを実施しました。
-
合計834社が認定された『PRIDE指標2023』
今年で8回目となる「PRIDE指標 2023」には、 398社の企業・団体より応募がありました。グループ応募、またはグループ・ホールディングス内複数社連名による応募（以下複数社連名）を含めると834社となります。（単体応募数:398社／うちグループ/複数社連名応募：73社／グループ/複数社連名応募社数:509社）
-
本年度の認定企業・団体数
◎ゴールド認定合計:705社｜326社（うちグループ/複数社連名応募：63社）グループ/複数社連名:442社
◎シルバー認定:85社｜56社（うちグループ/複数社連名応募：7社）グループ/複数社連名:36社
◎ブロンズ認定:43社｜15社(うちグループ/複数社連名応募：3社) グループ/複数社連名:31社
2021年に新設されたセクター越えて協働するコレクティブ・インパクト型の取り組みを推進する「レインボー認定」には、31の企業・団体等からの応募があり、専門家による選定委員会により21社が認定となりました。
-
（アクセンチュア株式会社、アッヴィ合同会社、EY Japan、国立市、セガサミーホールディングス株式会社、積水ハウス 株式会社、デロイト トーマツ グループ、株式会社電通グループ、東京弁護士会、日本アイ・ビー・エム株式会社、コカ・コーラシステム、野村ホールディングス、P&Gジャパン、PwC Japanグループ、ブルームバーグ・エル・ピー、株式会社ペンシル、三井住友信託銀行、株式会社 明治、株式会社物語コーポレーション、ランスタッド株式会社、株式会社ルネサンス）
-
「work with Pride2023カンファレンス」オープニングの様子
冒頭では、小池百合子 東京都知事からのメッセージを発表。続いて、與 真司郎さんが「自分らしく働く」をテーマに、これまでの経緯やカミングアウトできなかった時期の思いや、カミングアウト後の心境の変化などを踏まえて、企業に求められるアクションやポジティブな声をどのように可視化するかご自身の考えについて、一般社団法人work with Pride 代表の松中 権を聞き手にトークを行いました。
企業経営者アライネットワークの設立発表、立ち上げ記念パネルトークの様子
（「Pride1000」の詳細：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000120117.html ）
-
櫻井 亮太（オルガノン株式会社 代表取締役社長）※モデレーター
-
北風 祐子（株式会社電通グループ dentsu Japan Chief Sustainability Officer）
基調講演「トランスジェンダーについて知っておくべきこと」の様子
基調講演では、群馬大学准教授で『トランスジェンダー入門』著者（共著）である高井ゆと里 氏をゲストに迎え、トランスジェンダーをテーマに講演しました。
-
高井ゆと里（群馬大学准教授）※オンライン参加
アライに関するパネルトークの様子
PRIDE指標2023/レインボー認定 結果発表、クロージングの様子
カンファレンスの最後には、一般社団法人work with Pride 代表理事 松中 権より『PRIDE指標 2023』のゴールド・シルバー・ブロンズ認定企業の発表や『PRIDE指標2023』の総評・表彰を行った他、「レインボー認定」表彰を実施しました。また、審査・評価委員会メンバーより2023年の最新の企業動向・傾向などについて総評コメントがありました。
-
松中 権（一般社団法人work with Pride 代表理事 / 認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表 / プライドハウス東京 アドバイザー・理事 / 公益社団法人Marrriage for All Japan - 結婚の自由をすべての人に 理事 / 一般社団法人 金沢レインボープライド 共同代表）
＜PRIDE指標2023 レインボー認定 評価委員会メンバー＞
-
小島 慶子（エッセイスト / タレント / 東京大学大学院情報学環客員研究員）
-
河野 禎之（筑波大学 人間系 助教）
-
番野 智行（特定非営利活動法人エティック ソーシャルイノベーション事業部事業統括／シニアコーディネーター）
-
大山みこ（一般社団法人経済団体連合会 ソーシャル・コミュニケーション本部 統括主幹 / CATCHY 代表）
-
『work with Pride 2023』実行委員会の参画企業（20社・グループ：五十音順）
EY Japan、ＮＴＴグループ、ＭＳ＆ＡＤグループ、MSD株式会社、株式会社オリエントコーポーレーション、オルガノン株式会社、KDDI株式会社、株式会社JVCケンウッド、清水建設株式会社、住友ファーマ株式会社、第一生命ホールディングス株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社電通グループ、日本オラクル株式会社、パナソニック ホールディングス株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、Bloomberg L.P.、HENNGE 株式会社、横浜ゴム株式会社、ライフネット生命保険株式会社
-
『work with Pride 2023 カンファレンス』 開催概要
・日時：2023年11月7日（火）13：30～17：00
・会場：経団連会館・国際会議場
・主催：work with Pride 2023 実行委員会（事務局：一般社団法人work with Pride ）
・後援：一般社団法人 日本経済団体連合会（経団連）、公益社団法人 経済同友会、一般社団法人 新経済連盟（新経連）、日本商工会議所、経済産業省、厚生労働省、東京都、一般社団法人 日本労働組合総連合会（連合）
配信元企業：一般社団法人work with Pride
コメント