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関東地方は、あす9日(木)もおおむね晴れるでしょう。10日(金)は前線が本州付近を通過するため、雨や風が強まりそうです。11日(土)は冬型の気圧配置となり、この時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。関東の山沿いでも雪が交じる可能性があります。また、北よりの風が強まり、東京地方で「木枯らし1号」が吹くかもしれません。

11日(土) 関東甲信の山間部で雪 平野部も週末は師走並みの寒さ

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11日(土)の日本付近は、西高東低の気圧配置になるでしょう。この時期としては強い寒気が流れ込み、上空1500メートル付近で0℃以下の寒気(山に雪を降らせる目安)が、関東付近まで南下する見込みです。関東北部の標高の高い山では雪が交じる所もあるでしょう。
週末、峠道を車で運転される方は、冬用のタイヤを装備し、雪道に慣れていない方は運転を控えてください。

また、この寒気は14日(火)頃まで日本の上空を覆う見込みです。週末から気温が下がり、冬晴れとなる関東の平野部でも、最高気温は平年より低くなりそうです。東京でも12日(日)は師走並みの寒さとなるでしょう。

11日(土) 北よりの冷たい風が強まる

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11日(土)から12日(日)にかけては、冬型の気圧配置が強まり、全国的に北よりの風が強まるでしょう。東京地方では「木枯らし1号」の発表があるかもしれません。風が冷たく感じられますので、服装選びにお気をつけください。朝の冷え込みも強まりそうです。12日(日)以降は最低気温が10℃を下回ります。一気に季節が進みますので、暖房器具などの準備をするなどして、暖かくしてお過ごしください。

木枯らし1号の条件

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木枯らしとは、晩秋から初冬にかけて吹く北よりの強い風のことを言い、その年最初の木枯らしを「木枯らし1号」として気象庁が発表しています。

東京地方の木枯らし1号の条件は、
・期間は10月半ばから11月末までの間に限る
・気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと
・東京における風向が西北西~北である
・東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上である

気象庁は、これらを基本として、総合的に判断して発表しています。

11日(土)寒気流入 関東甲信の山沿いで雪 東京では「木枯らし1号」の可能性も