日本サッカー協会JFA)が8日、11月に行われる『FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選』に向けた日本代表メンバー26名を発表。メンバー発表会見に登壇した日本代表の森保一監督が、メンバー復帰を果たしたMF堂安律(フライブルク/ドイツ)やMF鎌田大地ラツィオイタリア)の状態について言及した。

 10月の代表活動では「コンディション不良」を理由に招集外となっていた堂安と鎌田だったが、森保監督は「まずプレーのパフォーマンスが代表選手に相応しいということで、状態が上がったということ」と、「ケガの状態や再発のリスクがないことも確認できたこと」を理由に挙げ、各選手の状態について次のように説明した。

 堂安に関しては「10月は親知らずの治療ということで招集せず、それが癒えている確認ができました」と述べ、鎌田については「ヒザの痛みがあったということ。リーグ戦とCLの連戦を戦ってきた中で代表に招集して長距離移動をして、ハードな試合に臨むことがケガを悪化させることにつながる可能性が高いということで招集しませんでした」と説明。その上で「ヒザの状態も良くなったのと、昨日もCLに出場していましたが、プレーのチェックやコミュニケーションの部分でもチェックした上で招集しています」と続け、状態が改善していることを強調した。

 また、6月の代表活動以来の復帰となった相馬勇紀(カーザ・ピア/ポルトガル)についても触れ、「所属チームでは<3-4-3>の中で左右のウイングプレーしていることを確認していますし、そこでゴールに仕掛けていく彼の良さと、上下動をして攻守に関わるという部分も確認させてもらった中で招集しています」と評価した。

 一方で、直近の試合に出場できていない守田英正(スポルティング/ポルトガル)の状態に関しては「しっかりコミュニケーションをとって、どういう状態で練習をしているか確認したうえで、招集させてもらっています」と述べ、「何か起こった場合は対処していきたい」としつつ、「プレー可能ということで招集させてもらっている」と主張した。

 日本代表は11月13日から活動をスタートさせ、同16日に『パナソニックスタジアム吹田』でミャンマー代表と、同21日には『プリンスアブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム』(サウジアラビア)でシリア代表と対戦する予定になっている。

日本代表に復帰したフライブルクの堂安律(左)とラツィオの鎌田大地(右)