クエンティン・タランティーノロバートロドリゲスが仕かけた『グラインドハウス』(07)で上映されたフェイク予告編を長編映画化する『サンクスギビング』(12月29日公開)。このたび、本作より日本版ポスターと予告映像が解禁となった。

【写真を見る】ジョン・カーヴァーのお面に身を隠した殺人鬼が街を恐怖に陥れていく

タランティーノが製作総指揮を務めたホラー映画ホステル』(06)を手がけ大ブレイクすると、『グリーン・インフェルノ』(15)やキアヌ・リーブス主演のサイコスリラー『ノックノック』(16)など、 苛烈な恐怖と残虐描写で世界中に物議を醸してきたホラー界の鬼才イーライ・ロス監督が手がける本作。本作の始まりは、いまもなお映画ファンの間で“伝説のホラー映画“として語り継がれている『グラインドハウス』だ。当時、映画本編2本と実在しない映画の予告編5本で構成されていたが、そのなかで上映されたロス監督によるフェイク予告編「感謝祭(Thanksgiving)」が、ロス監督自らの手により、16年の時を経てついに長編映画化される。

今回解禁となった予告映像は、日々の恩恵に感謝し祝福する盛大な祝祭、感謝祭(サンクスギビング)の風景からスタート。エプロンを身につけ、コンロに火をつけ、野菜を切って塩コショウをして、音楽にのって楽しそうに料理をする謎の人物が登場。やがてその人物が食材ではなく、人を調理しようとしていることが明らかに。そんな謎の人物のターゲットとなる食材は、タグ付けされた住民たち。残忍な方法で次々と住民が命を奪われ、恐怖のどん底に突き落とされる街の様子が切り取られていく。

感謝祭発祥の地、マサチューセッツ州の田舎町で突如起こった連続猟奇殺人鬼の目的、そして正体とは?恐怖の感謝祭の行方に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ

清教徒の指導者ジョン・カーヴァーのお面に身を隠した謎の殺人鬼の正体に興味がそそられる不気味な日本版ポスター到着