12月14日に配信開始予定のNetflixシリーズ『幽☆遊☆白書』にて、主人公・浦飯幽助を演じる北村匠海。同作は冨樫義博氏による同名大ヒット漫画を実写ドラマ化したもので、北村に加え、志尊淳本郷奏多・上杉柊平といった豪華キャストの出演も発表されており、注目を集めている。そこで本記事では、北村のこれまでの出演作をいくつか振り返りつつ、漫画の実写化作品との親和性や、演技の魅力を紐解いていきたい。

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ダンスロックバンド・DISH//のメンバーとして活動しながら、俳優としても数多くの作品に出演している北村。切ない展開が胸を打つ青春映画『君の膵臓をたべたい』(2017年)で一躍注目を浴びた彼は、その後もさまざまなジャンルで多彩に活躍しているイメージがあるが、2020年にはテレビアニメ化もされたウェブコミック『とんかつDJアゲ太郎』の実写映画に出演したことで話題を呼んだ。同作は、とんかつ屋の跡取り息子の勝又揚太郎が、たまたま訪れたクラブで衝撃を受け、“とんかつ”も“フロア”もアゲられる「とんかつDJ」を目指すというコメディ。揚太郎を演じた北村は、公式コメントで「撮影前にはDJの練習だけでなく、キャベツの千切り練習もかなりしました」と明かしていたほか、共演の山本舞香は、北村が撮影の前に“変顔”をして気合いを入れ、振り切った芝居に臨んでいたとも明かしている。原作の空気感を忠実に再現するため、さまざまな努力を重ねていたようだ。

また、北村が主人公・タケミチ役を演じた『東京リベンジャーズ』シリーズも、多くのファンを持つコミックの実写化作品だが、その大人気ぶりは記憶に新しい。作中で、タケミチの高校生の姿と大人の姿を1人で演じている北村は、出演したテレビ番組のインタビューで、その演じ分けについて「高校生のタケミチと比べて、現在では少しこう、猫背に」と話し、大人のタケミチの塞ぎ込んだ心情を猫背ぎみの姿勢で表現していると明かして周囲を感心させていた。このような工夫を凝らしながら、タケミチを好演した北村に対し、SNSでは、「本当にタケミチが漫画から出てきたみたいなビジュアル」「タケミチを再現した演技は天才的」「匠海くんのタケミチを見てるとタケミチの声が重なって聞こえる」などの絶賛の声が相次いだ。

さまざまな作品で実績を積み上げてきた北村が次に出演する漫画実写化作品が『幽☆遊☆白書』だ。同作は人間界、魔界、霊界を股にかける壮大な世界観で、個性的かつ魅力溢れるキャラクターたちが次々と降りかかる困難に立ち向かうファンタジーアドベンチャー。主人公・浦飯幽助を演じる北村は「作品が作品なだけに最初はどでかい冗談かと思って笑うしかありませんでした」とプレッシャーがあったことを明かしつつ、「日本もどんどん世界に向けて発信していかないといけないと思っていた中で、『幽☆遊☆白書』という歴史ある名作を、実写映像として届けられることを嬉しく思います。日本のエンターテインメントがさらに広がりますように!」と意気込みを語っている。

今回の『幽☆遊☆白書』への出演に対して、SNSでは、「匠海くんのとあれば観るしかない」「目力がすごく好きなので惹かれる」「原作の雰囲気をよく出せていると思います」といった声があがっており、配信を楽しみにしているファンも多いようだ。大人気漫画が原作ということもあって、非常に注目度の高い作品だが、経験豊富な北村がどのような演技を見せてくれるのか期待したい。

北村匠海『幽遊白書』出演で高まる期待!『東リベ』などの漫画実写化作品で示してきた親和性