掃除・掃除道具・掃除用具・バケツ

専門の清掃業者に仕事を依頼すると、大金がかかる。そう知って清掃を引き受けた男性が、衝撃的な現場を目の当たりにし、心に傷を負ってしまった。

 

■義理の兄が自殺

海外で暮らす男性(40)の義兄が、いきなり自ら命を絶った。義兄は元軍人だが、戦地で重傷を負い帰国。重度のPTSD心的外傷後ストレス障害)を患いドラッグに溺れ、立ち直ることなく自殺に走ってしまったのだ。

様子を見に行き第一発見者となった義父は、愛する息子の悲惨な死に大変なショックを受けた。妻らの悲しみも大変深く、男性も心から同情し、義兄の死を悼んだ。

 

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■清掃に向かうことに

そんな中、自殺現場となった義兄宅をきれいにするため、遺族は特殊清掃専門業者に見積もりを依頼した。すると「最低でも2,000ドル(約30万2,520円)かかります」と言われたが、遺族には捻出できそうになかった。

嘆き悲しんでいる遺族に、これ以上の負担を強いるのは忍びない。そう考えた男性は「僕が清掃に行きます」と伝え、義兄の家に向かった。

 

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■ショックから立ち直れず

遺体はすでに当局が回収し終えていたが、現場の状態はあまりにもひどかった。それでも男性は時間をかけて血や脳の断片を必死にこすり落とし、壁にめり込んだままの頭蓋骨の破片をペンチで取り除いた。

思い出すだけでつらいという男性がネット掲示板『Reddit』に投稿し、「妻の家族にこんな思いをさせずにすんだのが、せめてもの救いです」「あの家で何を見たのか妻は知りませんし、死ぬまで伏せておくつもりです」と書き込んだ。

 

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■「ぜひセラピーを」という声

投稿を読んだユーザーらは「本当に気の毒でなりません」「あなたを心から尊敬します」と書き込み、男性の思いやりを称賛。「どうかセラピーを受けてください」といったコメントを多数書き込んでいる。

なお複数のユーザーは「ゲーム(テトリス)をしてみてください」と勧めており、「トラウマの軽減とPTSDの予防に効果的であるという研究データがあるのです」と説明している。

義兄の自殺現場を清掃し「トラウマに…」 優しい男性にセラピー勧める声も