冨安健洋の所属するアーセナルは8日、チャンピオンズリーグ(CL)グループB第4節でセビージャと対戦し2-0で勝利した。冨安は前半のみプレーしている。

前回対戦に勝利しグループ首位に浮上したアーセナル(勝ち点6)が、リベンジに燃える3位セビージャ(勝ち点2)をホームに迎えた一戦。

公式戦2連敗中と悪い流れを断ち切りたいアーセナルは、直近のニューカッスル戦の先発からエンケティアをトロサールに変更した以外は同じ先発メンバーを採用。冨安はこの試合も左サイドバックで先発している。

一方、今季CL初勝利を目指すセビージャは、直近のセルタ戦から先発メンバーを8人と大幅に変更。マリアーノやオカンポス、ラキティッチ、ヘスス・ナバス、アクーニャらに代えてエン=ネシリやジョルダン、ラメラ、フェルナンドらを先発で起用した。

アーセナルは開始早々にはセットプレーから決定機を迎える。1分、マルティネッリの左CKからファーサイドでフリーのハヴァーツがヘディングシュートを合わせたが、これはゴール右に外れた。

以降もホームのアーセナルがボールの主導権を握るが、自陣に引いて守りを固めるセビージャをなかなか攻め切れない。24分には、左クロスのこぼれ球をペナルティアーク内で拾ったジョルジーニョの落としからホワイトがコントロールショットで狙ったが、これは枠の左上に外れた。

猛攻を続けるアーセナルは29分、ジョルジーニョのロングスルーパスにしたサカがボックス右からダイレクトクロスを供給すると、最後は中央に走り込んだトロサールが右足でゴールに流し込んだ。

ハーフタイムにかけてもアーセナルが攻勢を続けたが追加点は奪えず。前半は1-0で終了した。

迎えた後半、アーセナルは冨安を下げてジンチェンコを投入。すると64分、自陣からのスローインを中盤で受けたマルティネッリが相手DFの裏のスペースへロングスルーパスを供給すると、これに反応したサカがボックス右から侵入。切り返しでペドロサを外すと、冷静にゴール左隅へシュートを流し込んだ。

2点を追う展開となったセビージャは、65分にソウとジョルダンを下げてラキティッチとスマレを投入。しかし、スマレがファーストプレーで左足を負傷するアクシデントに見舞われると、プレー続行不可能となり73分にマリアーノとの交代を余儀なくされた。

膠着状態が続く中、今度はアーセナルアクシデント。82分、中盤での競り合いで着地した際にサカが左足を負傷。治療を受けて一度はピッチに戻ったが、すぐに座り込んでしまい、85分にキヴィオルとの交代を余儀なくされた。

結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。セビージャに連勝したアーセナルがグループ首位をキープしている。

また、グループBもう一試合のPSVvsRCランスは、12分にバカヨコの右クロスからルーク・デ・ヨングのヘディングシュートで先制したPSVがその1点を守り抜き、1-0で勝利。勝ち点で並んだPSVが、当該成績でRCランスを上回りグループ2位に浮上している。

久保所属のソシエダvsベンフィカアヤックスvs三笘所属のブライトンなど
CL・ELはWOWOWで放送&配信!
>無料トライアル・放送予定など詳しくはこちら