【いま注目のトレンドワード・390】 10月30日にX(旧Twitter)でトレンド入りを果たした「塩顔のイケメン」というワード。俳優やモデルに対して使用されるワードだが、今回話題となったのは、同日発売の「週刊少年ジャンプ」に掲載された「呪術廻戦」がきっかけだったもよう。なぜトレンド入りを果たしたのか、経緯を詳しく見ていこう。

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●作者も認める塩顔イケメン



 「呪術廻戦」の夏油傑(げとうすぐる)といえば五条悟(ごじょうさとる)によって処刑されたキャラクターで、羂索(けんじゃく)に体を乗っ取られた「偽夏油」として登場している。「呪術廻戦」240話では、偽夏油と高羽史彦(たかばふみひこ)が対戦。お笑い芸人である高羽史彦と偽夏油による変顔対決が繰り広げられるギャグ回となった。

 呪術廻戦の主要キャラでもある夏油は、切れ長の目が特徴的なキャラクター。塩顔好きにはたまらないキャラクターであり、主要キャラクターでもあることから人気度も高い。今回掲載された240話では、変顔対決をおこなった高羽が偽夏油を「塩顔のイケメンがロン毛で袈裟(けさ)着てるだけでちょっとおもろい……」と偽夏油の姿が既に面白いと容姿を指摘するシーンが見られた。

 ファンからは「夏油で遊ぶなwww」といった声が見られたものの、これまでのシリアス展開からは予想できないギャグ回に「確かにイケメンが袈裟着てるだけで面白いわ」「高羽さんに笑わされた」と高評価。また「芥見先生、夏油のこと塩顔イケメンって認識してたんだ」と、作者による塩顔イケメン認定に喜びを隠せないファンも見られた。

 時折、ギャグ回やパロディ回でファンを楽しませてくれる「呪術廻戦」。まだ読んでいないという人は、偽夏油の塩顔イケメンぶりを確認してみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)

 ※高羽史彦の「高」は本来ははしご高

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

作者も認めた塩顔イケメン、変顔を披露する(画像はイメージ)