ライブハウスを出ると「私、ファンなんです!」と女の子が駆け寄ってきた。出待ちをしてくれるほどのファンがいてうれしいが、続いて現れた「ファン」は、先ほどの女性とは様子が違って…モノモース(@mono_moosu)さんが描いた「ファン」をお届けしよう。単発でサクッと笑えるギャグ漫画だ。

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■出待ちするほど大好き!ファンはファンでも、そっち!?

ライブハウスを出ると「私、ファンなんです!」と女の子が駆け寄ってきた。追っかけができるほど人気になれてうれしい。

続いて待っていた子も「私、ファンなんです!」と女の子が駆け寄ってくる。ファンがいてくれてとてもうれしいが、「そっちのファン!?」と思わず突っ込んでしまう。

続いて似たような風貌の子が待っている。まさか「キミもファン?」と聞けば、女の子は頬を赤くして答えた。「いえ、私はただの扇風機です」と――。「この作品は、オチが先にあってからネタを考えたパターンですね。ファンに2つの意味があるというのは、よくあるダジャレなんですが、扇風機が首を横に振ると、否定しているように見えるというのを組み合わせてネタにしています。オチありきだと自然な流れにするのになかなか苦労します」(モノモースさん)

モノモースさんの漫画には、このように言葉をもじったギャグ漫画が数多くある。本作のポイントは、「換気扇扇風機が立っているだけだと、出待ちをしているように見えないので、女の子の服を着せてファンだとわかるように工夫しています。首を振っている扇風機が、可愛く見えるように描いているのもポイントですね」(モノモースさん)

シンプルな絵柄と短い文章で、わかりやすさを重視して描くモノモースさんの4コマ漫画。誰が見ても物語の背景が想像できるのが魅力だ。現在は、タウンワークマガジンで「はたらく4コマ」を連載中。こちらも要チェック!

取材協力:モノモース(@mono_moosu)

ファンはファンでも…/画像提供:モノモース(@mono_moosu)