2023年 11月5日(日)、京都府・立誠ひろばにて、アーバンスポーツイベント『KYOTO URBAN SPORTS DAY in KIYAMACHI』(以下、KUSD)が開催された。

東京オリンピックを契機に、国境や勝敗を超越した感動を世界に届けたアーバンスポーツ。
ブレイキンから「BODY CARNIVAL」、ダブルダッチから「NEWTRAD」、そして3×3 バスケットボールから「KYOTO BB」が参画し、アーバンスポーツの魅力を伝えるために企画され、今回で3回目の開催となった。

誰でも楽しむことが出来る体験会に加え、各ジャンルのバトルイベント、更にはプロチームによるショーケースやエキシビジョンマッチと、盛りだくさんのコンテンツの一日を今回も取材した!

 

どんなスポーツ?

まずは今回参画している3ジャンルのスポーツについて、体験会の様子と併せてご紹介。

■ブレイキン
参画アーティスト「BODY CARNIVAL」が熱血レクチャーするブレイキン。
音楽に乗せて体のあらゆるところを使ったアクロバティックな動きを繰り広げるスポーツだ。
2024年のパリオリンピックでは公式競技として採用が決定し、ますます活気付く。

■ダブルダッチ
2本のロープを使って跳ぶなわとびで、ロープの中でジャンプをしながらダンスやアクロバットをするスポーツ。 参画アーティスト「NEWTRAD」がレクチャー。
見た目とは裏腹に手軽に誰でもでき、集中力・持久力リズム感・創造力・バランス・チームワークが自然と身につくことから、「究極のチームスポーツ」と称される。

■3×3 バスケットボール
3人制バスケットボール「3×3」は、「KYOTO BB」が参画し体験会を実施!
国際バスケットボール連盟(FIBA)によって2007年から「正式競技種目」となり、世界中で拡大。
2020年の東京オリンピックでは公式競技として採用された。
5人制のバスケットボールとはルールが少し違い、よりスピーディーで白熱した試合が楽しめることが特徴。

 

バトルコンテンツ

KUSDを盛り上げた、各ジャンルのバトルコンテンツ。
僅かではあるがその様子もご紹介していこう。

■3×3 BASKET BALLEXHIBITION MATCH
「KYOTO BB」をはじめ、京都・奈良を中心に活躍するZIGExN UPDATERS.EXE」「NARA GREAT BUDDHERS」に加え、三重県伊賀市を拠点に活動するニューフェイスMIE SHINOBI GATHERS」の4チームによるエキシビジョンマッチが展開。

コートは半分サイズ、ボールを持ったら12秒以内に攻めきる必要があったり、21点を先取したら勝利となるなど、スピード感のある戦いも3×3ならでは。

KYOTO BB

そんなEXHIBITION MATCHで最多白星を獲得し優勝したのは、初回のKUSDから2連覇となった「KYOTO BB」
5人制のゲームに比べ、より個々の技術が求められる疾走感のあるバトルの数々に観客は大盛り上がりだった。

 

◼DOUBLE DUTCHDOUBLE DUTCH ONE’S SCENE 1”
ダブルダッチの個人戦「ダブルダッチワンズは、3人以上必要なダブルダッチのターナー(縄の回し手)を固定し、男女別でジャンパーの技量のみを競うもの。

新シーズン一発目の開催となった今回は、なんとシーズンルールが改定され、優勝者は翌年の決勝大会への進出権を即獲得できる仕組みに!
これまでより予選の価値が跳ね上がることとなった。

そんな中、WOMEN’S SECTIONは他地方からの並み居る強豪たちを抑え、決勝戦ではYukahinazoの2名が激突。
実は両者、同じFusion of Gambit」というサークル出身で、Yukaの1つ下の後輩がhinazo。

Yuka

どちらも決勝大会進出経験を持つ、絶対に退けない戦い。
軍配が上がったのはYukaHIPHOPをベースに、切れ味と会場を巻き込むグルーヴ感で、いち早く決勝大会への進出権を獲得した!

そしてMEN’S SECTION、こちらも因縁の対決となった。
決勝のカードは、STRMAXIMAという、プロチーム「NEWTRAD」同士の対決に。
決勝大会“常連”となる両者だが、これまで対戦したことは数回ほど。レアなチームメイト対決に、会場もバトル前から大いに湧き立っていた。

 

MAXIMA

その激戦を制したのはMAXIMA! 3ラウンドまでもつれ込んだ激闘となったが、アクロバットやフロアをベースとした力強いムーヴで戦いを制した。

 

KUSDのフィナーレには、参画アーティストの「BODY CARNIVAL」そして「NEWTRAD」によるスペシャルショーケースも披露。

BODY CARNIVAL NEWTRAD

京都を拠点にアーバンスポーツシーン、そしてそれぞれのカルチャー、ひいては京都全体を盛り上げるために活動する2チームのパフォーマンスは、大きな歓声のもとで幕を閉じることとなった。

 

実行委員会の中心となってイベントを作り上げた見島 良拓氏は、2020年までシルク・ドゥ・ソレイユのアーティストとして活躍していたダブルダッチプレイヤー。
そんな見島氏に、これまでのKUSDを振り返り、イベント直後に話を訊いた。

「当初は年一度の開催予定だったのですが、アーバンスポーツをより定着させるためには、もっと機会を増やすべきだと考えました。
規模の大小はそれぞれでありますが、今後も回数を重ね、続けていきたいと考えています」

屋外のオープンスペースである「立誠ひろば」で開催された KUSD in KIYAMACHI

「今回は“屋外開催”という点にこだわりました。
アクセスしやすい街の中心部かつオープンな環境で開催することで、それぞれのスポーツの露出を増やすことを意識しました」

「アーバンスポーツの持つ力は、行政の課題をも解決しうる可能性を持っていると考えています。最近では、KUSDと同じような形のイベントの開催に興味を持って頂ける機会も増えてきました。
これからもアーバンスポーツの認知拡大に向けて、できることを継続していきたいと思います。」

カルチャーの垣根を越え、アスリートたちが思いを注ぎ込み創り上げたKUSD。徐々にだがその輪は広がりを見せている。
「体感する」「見る」「ハマる」の三拍子を楽しむことができるこの場所で、あなたもアーバンスポーツの虜になってみてはいかがだろうか?

参画アスリートたち (BODY CARNIVAL / NEWTRAD / KYOTO BB)

 

バトルコンテンツ 結果

■3×3 BASKET BALL EXHIBITION MATCH 優勝
 「KYOTO BB」

DOUBLE DUTCH ONE’S SCENE 1 優勝
 MEN’S SECTION:MAXIMA
 WOMEN’S SECTION:Yuka

 

開催概要

「KYOTO URBAN SPORTS DAY in KIYAMACHI」
日程:2023年 11月5日(日)
時間:START 10:00 / END 18:00
場所:立誠ひろば / ヒューリックホール
主催:KYOTO URBAN SPORTS DAY実行委員会
(構成有限会社OVER THUMPZ 関⻄支社 / KYOTO BB / BODY CARNIVAL CREW)
協賛:株式会社マツシマホールディングス
   コミュニティ・バンク京信
   五十家コーポレーション
   株式会社COFFEE BASE
   hotel kanra kyoto
   小嶋商店
後援京都府
   京都市
   京都府教育委員会
   京都市教育委員会
   京都府スポーツ協会
   京都市スポーツ協会
   京都市スポーツ少年団
   KBS京都
   α-STATION FM京都
   京都新聞

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