東山紀之・木村佳乃

週刊文春』の元記者でジャーナリストの赤石晋一郎氏が、YouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』に出演。スマイルアップ(旧・ジャニーズ事務所)の社長を務める東山紀之が、新たに設立されるエージェント会社の社長就任を辞退した“決定打”について考察した。

 

■新会社の社長就任を辞退

ジャニーズ事務所は、創業者のジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、社名を「スマイルアップ」に変更。同社では被害者の補償を担当し、所属タレントは新たに設立されるエージェント会社に移籍することに。

当初は東山が年内をもって芸能活動を引退し、両社の社長を兼務するとしていたが、先月30日に「文春オンライン」の報道で、新会社の社長就任を辞退することが明らかに。新たな社長には、女優・のんのエージェントを担当する「スピーディ」社長の福田淳氏が就任すると伝えられている。

 

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■妻・木村佳乃に「影響が出始めていた」

赤石氏は、東山が社長就任を辞退した理由について、タレント業と会社経営が全く別物で、違うスキルが必要とされる点や、会見における独断での発言など「社長としてやっちゃいけないことを重ねていた」などと解説。補償をする会社とマネジメント会社の社長を両方兼務することに「一緒に経営する意味はない」と指摘する。

さらに、「最大の理由」として、「奥さんの木村佳乃さんに影響が出始めていたと言われている」と明かす。

 

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■不自然なCM打ち切り?

木村は2021年より公文教育研究会「KUMON」のCMに出演していた。赤石氏は「ずっとやっていたけど、不自然に打ち切られたんですよ」と明かし、「契約が終わったということを公文は言っているんですけど、タイミングがすごい不自然だった」と強調。

幼児や児童の教育、学習塾を展開する企業という性質上、少年に対する性加害問題が「マイナスだったんじゃないか」として、東山の妻であることが広く知られている木村のイメージにも影響したとの見方を示す。

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■東山にとって「決定的だった」

東山らは9月に行った1度目の会見で、「ジャニーズ事務所」の名称継続や、前社長の藤島ジュリー景子氏が100%株主として代表取締役を続けることなどを公表し、各方面から批判の声が上がった。その後多くの企業が所属タレントのCMや広告契約の解除や終了を検討する動きが加速。赤石氏も「(継続の方針を)ちょっと企業が嫌い始めていた」とも指摘する。

その波紋が妻である木村にまで及んだことから、「そこら辺がヒガシさんにとっては頭が痛いところでもあり、(辞退する理由として)決定的だったんじゃないかなと」と話していた。

 

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■「何も変わらない」の声も

コメント欄では、視聴者から「社長も辞退しタレントも辞めると言った今、この人も相当な被害を被ったと思います」と、東山に同情的な声も。

一方で、「テレビもジャニーズ問題、忖度感じて、見る気がしなくなった」「社名が変わったところで何も変わらない」「ジャニーズイズムを一掃しないと変わらんだろうな」との声も。

また、「新社長になって癒着や違法行為のない中小事務所になるのが一番良いでしょうね」との意見も見受けられた。

 

■東山の社長辞退の“決定打”とは

東山紀之、社長辞退の“決定打”は妻・木村佳乃への影響? 「すごい不自然だった」元文春記者が考察