11月9日(木)にスタートするドラマ特区「サブスク不倫」(MBS毎週木曜深夜0:59-1:29 tvk毎週木曜23:30-24:00ほか)の1話先行試写およびトークイベントが11月9日に都内で行われ、主演の佐津川愛美、草川拓弥(超特急)、堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、木村了が登壇。草川と堀が、互いにキュンとしたエピソードを披露した。

【写真】会見中に目を合わせる草川拓弥と堀夏喜

■「安全な不倫」が楽しめるサブスクサービスの沼に堕ちる…

「安全な不倫」が出来るサブスクサービスがあったなら…という異色な設定から始まる本作は、LINEマンガ登場開始早々、恋愛ジャンル1位、総合ランキング2位を獲得したデジタルコミックの実写化。不倫など考えたこともなかった専業主婦で結婚3年目の鳥山未知留(佐津川)が、ほんの興味から始めたサブスク不倫サービスの沼に堕ちる姿を描く。不倫相手役を草川と堀、夫役を木村が務める。

佐津川が演じる未知留は、カメラマンの淳弥(草川)、大病院の御曹司・剣太郎(堀)との出会いを通じ、暴走する自己承認欲求と課金のループから抜け出せなくなりるという役どころ。本作への出演が決まった際の心境について、佐津川は「監督、脚本など現場の中心になるようなところを女性目線できちんと描きたいということを伺ったときに、1つの選択肢としてありかなと思ったんです。女性目線で不倫を肯定する作品ではないと思っていますが、専業主婦の未知留がサブスク不倫というものににはまっていく姿を女性目線でしっかり描けたらいいのかなと思って、一緒に作品を作らせていただくことになりました」とコメント。

未知留と「ビュッフェ」で出会うカメラマンの淳弥を演じる草川は、「自分もカメラが趣味なので、そういうところで共感できる部分はあります」とコメント。続けて「とある秘密を抱えながら未知留と出会って、気持ちの変化だったり展開があります。今まで実年齢よりも若い役をいただくこととかが多かったのですが、30歳に近づいてきている中で、わりと大人な作品に関わることができたのは個人的にうれしかったです」と語った。

■堀夏喜、主人公の不倫相手役は「刺激的な撮影期間だった」

淳弥と同じく未知留と「ビュッフェ」で出会う医者の剣太郎を演じる堀は、「実年齢より上の役ですし、自分とは結構かけ離れた役だったので、想像の中の剣太郎を作って演じました。撮影もチャレンジが多くて、剣太郎をやらなければ感じることできなかった思いもあったので、刺激的な撮影期間だったと思います」振り返った。

また、仕事に一途すぎるが故に妻の未知留とすれ違ってしまう蒼を演じる木村は、「真面目でお仕事に一生懸命な蒼を演じたのですが、第1話を見たら未知留の話をちゃんと聞かなかったり、なかなかのクズだなと思いました(笑)」とコメント。第1話の試写を見た観客に「皆さん、クズだなと思った方いらっしゃいます? あ…なかなかいらっしゃいますね(笑)」と言い、笑いを誘った。

■佐津川愛美「ハマりたいけどハマれない」

イベントでは、主人公が不倫アプリの沼に落ちるという内容にちなみ、「○○沼」をテーマにフリップトークを展開。まず、木村が「柔術沼」と回答し、「役者仲間の方に誘っていただいて最近柔術に行き始めたのですが、いろんなことを瞬時に考えながら技を掛け合わないといけないから、運動しながら頭の体操ができて一石二鳥」とアピール。

サッカー沼」という草川は「海外のサッカーを見るのがすごく好きで。時差があるので夜8時くらいから試合が始まって、続けばそのまま朝の5時くらいまでずっと見ちゃいます。翌日の仕事のことを考えて控えることもあるのですが、すごく好きで見ちゃうんですよね」とほほえんだ。

佐津川は、「これからハマりたい」と前置きした上で「野球沼」と回答。「野球が大好きな甥っ子がいるのですが、一緒に野球の試合を見に行ったり、野球についていろいろ話したりしててくれるのですが、私が野球のルールが全然分からなくて…。甥っ子に好かれたいがために野球に詳しくなりたいんですが、どうしても覚えられないんですよね。沼にハマりたいけどハマれない」と嘆いた。

堀は、サツマイモのイラスト付きで「芋沼」と回答。「干し芋が好きで、よく買っています。佐津川さんも芋がお好きで、2人で焼き芋を半分こしました」と明かすと、佐津川は「私たちお芋の話しかしてないよね」と笑った。

■佐津川愛美、堀夏喜の愛されポイントを語る「変換の仕方が優しい」

また、共演者の“愛され沼ポイント”について発表する場面も。佐津川は「なっちゃん(堀)が『お腹すいた』と言った時に私が焼き芋を持っていたので、『じゃあ食べる?』と言って半分こしたんです。先に焼き芋を食べてみたら、私的にはあまりおいしく感じられなくて。申し訳ないなと思って、なっちゃんに『あんまりおいしくないかもしれない』と伝えたんですが、なっちゃんは焼き芋を食べて『うん、おいしい。昔ながらの味がする。素朴ですね』と言ってくれて、変換の仕方が優しいなと思いました」と堀の愛されポイントを明かした。

■草川拓弥&堀夏喜が互いに“キュン”「沼っちゃいました」

一方の堀は、草川について「僕ら人見知りをするするタイプなので、初日にSNS用の動画を一緒に撮ったときはめっちゃぎこちなくて(笑)。でも、その後2回ぐらい撮影でご一緒してコメント撮りをしたときに急に『なっちゃん』と呼んでくれて。いきなり『なっちゃん』呼びで来られたらこっちもキュンとしちゃうじゃないですか。僕はもうそれで草川さんに沼っちゃいました」と告白。

草川も「それを言うなら」と切り出し、「今日、僕が一番早くこの会場に入っていたんですけど、壁向きに座っていたらなっちゃんが来て、後ろから『おはようございます』って、僕の肩をぽんと触ったんです。こんなにナチュラルにボディタッチしてくる子だったっけ!? ってハッとなった(笑)。キュンとしちゃいましたよ」と堀にメロメロだった。

最後に佐津川は「内容、そしてタイトルに負けないようそれぞれのキャラクターたちの心情も軸を持ってブレずに描けるように細かく丁寧に撮影を重ねました。『サブスク不倫』という一つの作品がセンセーショナルな部分だけではなく、しっかりとした内容も伴っているドラマになっているのではないかと思っています。皆さんに楽しんでいただけたら幸いです」と呼び掛けた。

■「サブスク不倫」あらすじ

専業主婦の鳥山未知留(佐津川愛美)は、仕事で出会った蒼(木村了)との結婚生活に少しずつズレが生じていた。ある日、高校時代からの友人の勧めで、“安全な不倫”が定額でできる既婚者向けサブスクサービス「ビュッフェ」というアプリの存在を知る。そのサービスは、メイクやヘアセット、ドレスのレンタル、デート場所の予約まで、すべてサブスクで使用でき、かつ秘密を保持できるというサービスだった。

“夫を愛しているからこそ不倫をする”という友人の一言から、夫とうまくいかない自分を変えたいと入会した未知留だが、カメラマンの淳弥(草川拓弥)や医者の剣太郎(堀夏喜)との出会いを通じ、暴走する自己承認欲求と課金のループから抜け出せなくなり…!?

(左から)FANTASTICS・堀夏喜、佐津川愛美、超特急・草川拓弥、木村了『サブスク不倫』1話先行試写・完成披露トークイベントより/(C)「サブスク不倫」製作委員会・MBS