SixTONESの松村北斗と上白石萌音がダブル主演する映画『夜明けのすべて』より、松村演じる山添くんと、上白石演じる藤沢さんの特別な関係性に迫る新場面写真が解禁された。

【写真】山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)が恋人や友達でもない特別な関係性を築いていく 映画『夜明けのすべて』場面写真

 本作は、『そして、バトンは渡された』で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこによる同名小説の映画化。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で夫婦役を演じた松村と上白石が映画初共演&ダブル主演を務め、同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる。監督を手がけるのは、『ケイコ 目を澄ませて』で国内外から高い評価を得た三宅唱。

 月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石)は、ある日、同僚・山添くん(松村)のとある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのに、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、さまざまなことをあきらめて、生きがいも気力も失っていたのだった。

 職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく2人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる―。

 原作にオリジナルの要素を加え、2人が交流し少しずつお互いの殻を溶かし合っていく姿を、彼らが見つめる日常の美しさや季節の移ろいとともに捉えた本作。このたび解禁となったのは、2人が友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な関係になっていく様子を捉えた場面写真だ。

 解禁された場面写真では、パニック障害を抱えたことで、電車や美容室など逃げ場がない場所に行けなくなった山添くんの伸びた髪の毛をアパートの一室で藤沢さんが切ろうとする一幕や、PMSの症状でイライラが抑えられなくなった藤沢さんの気持ちを落ち着かせようと外に連れ出した山添くんが洗車を提案する場面も。さらに、夜の作業場でスクリーンに映る映像を見ながら温かな表情を浮かべる2人の姿には、本作の持つささやかな希望が宿っている。

 映画『夜明けのすべて』は、2024年2月9日より劇場公開。

映画『夜明けのすべて』場面写真 (C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会