「きこえ」のユニバーサル化社会を目指すユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 (本社:東京都港区 代表取締役CEO:西川 正明)は、対話支援システムcomuoon(R)シリーズ初となる「comuoon pocket(コミューンポケット)」を2023年11月10日(金)より新発売いたします。

 世界発となる卓上型対話支援システムcomuoon(R)は、今年販売10周年を迎えます。発売以来さまざまな医療機関と研究を重ねる中、comuoon(R)のような高い明瞭度を保つスピーカーは、一般的なスピーカーと比較して言葉を識別しやすいこと(※1)が明らかになりました。超高齢社会により高齢難聴者が増加した背景を受け、解決策としても注目が集まり、医療機関の窓口や介護施設における使用が拡大。現在13,000台が利用されています。

 このたび新発売する「comuoon pocket」は、難聴の父を持つ創業者の中石真一路(comuoon(R)発明者)がきこえの研究を進める中で、集音器を利用されている方が抱える不満点(音質やハウリング抑制、装着の煩わしさやデザインなど)に触れ「聴こえにくい人が身に着けるもの」をテクノロジーとデザインで解決したいという思いから開発されました。

 構想のきっかけは、卓上型comuoon(R)利用者さまの「このスピーカーを外に持ち出せたら良いんだけど……」。それを踏まえ、先天性難聴者の方を始めとし音声コミュニケーションにおける不満・課題のお声を汲むべく、クラウドファンディングを実施。研究開発協力メンバーに「きこえと音のプロフェッショナル」であるお2人にもご参画いただきました。和佐野 浩一郎先生(独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 聴覚障害研究室 室長)のご協力を経て、有用性の研究も実証済(※2)。TOSHI NAGAI氏(プロミュージシャン・プロドラマー、当社技術顧問 CLEARNESS EARPHONEプロデューサー)は「歪んでいる悪い音をいくら大きくしても耳に入ってくるのは、悪いままの音。comuoon pocketは音量を上げず、良い音が聴ける。」ときこえのイノベーションを言葉にしてくださっています。

 日本では10人に1人が難聴かつ高齢難聴者が1,430万人という現状を踏まえると、今後聴覚支援機器の利用者も増加が見込まれます。comuoon pocketは音質を追求して開発された、全く新しい携帯型聴覚サポート機器であり、従来の集音器と区別するために、当社はこれを「リスニングモニター」と呼んでいます。人の声が聴こえやすいのはもちろん、自宅やコンサート会場で味わう音楽や映画、鳥の声や波の音など自然界に溢れる音をより臨場感を持って楽しむことが可能。これからも当社は、本商品やcomuoon(R)シリーズを通じ、テクノロジーとデザインで、音声コミュニケーションにおける不満・課題を解決してまいります。

(※1)一次聴覚野の脳磁場応答が増大

(※2)本人向けに調整された補聴器には及ばないが、本商品は調整の必要性がないにも関わらず、非装用時に

   比べ言葉の聞き取り評価の検査結果が向上。詳細は製品特徴に記載。

【製品紹介ページはこちら】https://cpos.u-s-d.co.jp/detail/CSS-10CP-set ※11月10日(金)より順次発売

【お問い合わせはこちら】https://secure-link.jp/wf/?c=wf68976114

※comuoon pocketは、医療機器認定を取得した補聴器ではありません

  • 「comuoon pocket」の製品特徴

■独自特許技術で聞き取りやすい音を実現 

声や音は耳だけでなく「耳と脳」で聴いています。「SonicBrain(R)」搭載により、脳が音声処理をしやすい音響特性を実現。

■高級オーディオレベルの音質を追求

コンパクトなボディに高級オーディオに使用されている最新プラグを採用することで、現状の集音器と比較にならないほどクリアな音を実現しました。

■聴覚を保護する過大抑制機能を搭載

大きな音が発生した場合には音量抑制機能が作動、一時的に音量を下げることで耳を守ります。

■医療機関の協力により、語音聴取に関する効果を実証

軽度~中等度の難聴患者12名を対象にcomuoon pocketの補聴効果を調査。補聴器装用時と非装用時、そして同商品装用時の語音明瞭度を比較した結果、医療機関で調整された補聴器には及ばないものの、comuoon pocketは調整の必要性が無いにも関わらず、独自の高精細音響により、裸耳よりも語音明瞭度の向上が示されました。

■2つの用途別マイクを搭載

イヤホン部と本体にマイクを設置し、状況に合わせ最適なマイクに切り替えることで、騒音の中でも目的の音を聞き取りやすくする処理を可能にしました。

■5種のシーン切り替えモードを搭載

音声の聞き取りは、自身の聴力の変化だけでなく環境音に大きく影響するため、5つのシーン(社内での会話、会議での複数人の声、女性の声の協調、男性の声の強調、特性なし)切り替えモードをご用意。

  • 「comuoon pocket」の利用シーン

きこえの状態に合わせて、左右バランスをご自身で調整することが可能。また、いつでもどこでも便利に使えるよう、コンパクトなサイズ(※)音質・操作性・バッテリー耐久といったあらゆる面から高クオリティな機能を集約しました。ビジネス・学校、屋外・車内(運転者ご自身を除く)、自宅でのコミュニケーションやTV視聴時などにご活用いただけます。

(※)横5cm縦9.7cm厚さ1.9cm:名刺カードよりやや大きいサイズ。重さ63g:卵一個分。

  • comuoon(R)︎発明者プロフィール

ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社

取締役ファウンダー/聴覚カウンセラー/ジェロントロジスト

脳科学総合研究所 所長

中石 真一路(なかいし しんいちろう)

1973年東京都生まれ、熊本県育ち。熊本YMCA専門学校建築科卒業。

建築施工管理に従事し、その後東京デジタルハリウッドに入学。QRコードによるチケットレス機能のビジネスモデル特許出願や、携帯電話にQRコードリーダーを入れるなどプランナーとしての実績をもつ。前職のEMIミュージック・ジャパンにて約3年に亘る研究の末、世界初となる耳につけない対話支援システム「comuoon(コミューン)」を発明。これまで不可能と言われてきた「スピーカーシステムによる聴覚障害者の情報アクセシビリティ」という新しい分野を確立。

2012年4月にユニバーサル・サウンドデザイン株式会社を設立、聴脳科学総合研究所所長として高精細音響が人体に与える影響や聴覚リハビリテーションに関する研究を行う傍ら、国際医療福祉大学大学院にて保健医療学を専攻、福祉支援工学分野の院生としても研究を行う。聴力低下によるフレイルに関する研究を2016年よりスタートし、2019年に認知症検査における聴力低下による影響を報告。ヒアリングフレイルやヒアリングフレイルサポーター養成講座を通じ、ヒアリングフレイル予防や聞こえの理解啓発を進めている。

・設立:2012年4月
資本金:10,000,000円
・代表者 :代表取締役CEO 西川 正明
・所在地 :東京都港区海岸1-9-11 マリンクス・タワー2F
・事業内容:対話支援システムcomuoon(コミューン)の設計・開発・販売
      聴覚のPHR情報取得用スマートフォンアプリケーションの設計・デザイン・開発
      聴脳科学における有用性に関する研究受託
      各種店舗、建築物および室内空間のサウンドデザイン企画、制作ならびにコンサルタント
      スピーカーおよびアンプなどの音響機器の設計・製造・販売
      PAおよびSR用音響機器の改修および修理
・URL:https://u-s-d.co.jp/

配信元企業:ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社

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