アクロニスは、マネージドサービスプロバイダMSP)向けの包括的なトレーニングプログラム「MSPアカデミー」の立ち上げを発表した。

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 MSPアカデミーは、アクロニス製品やサービスにとらわれることなく、マネージドサービスプロバイダの成長に必要な汎用的なビジネスとテクノロジー技術の知識、スキル、ツールを提供することを目的とした教育プログラム。同アカデミーの立ち上げは、アクロニスの教育サービスの大幅な拡大であり、世界のMSP市場の発展を支援するというアクロニスの取り組みを実現したものとなる。

 アクロニスはこれまで、Acronisアカデミーを通じて、アクロニス製品に関するテクノロジーやビジネスに関する幅広いトレーニングを、サービスプロバイダ向けに10年以上にわたり提供してきた。2022年に同アカデミーを通じてトレーニングを受講し認定を受けたアクロニスのパートナーは、アクロニス製品の売り上げが60%増加し、サポートインシデントも40%減少している。

 今回は、製品トレーニング以外のトレーニングのポートフォリオ拡大を希望するパートナーからの声を受け、MSPアカデミーの立ち上げに至った。同アカデミーは、MSPが直面する主要な課題に対処するために作成された学習プラットフォームであり、MSPビジネスの開始、良好な運営、マーケティング、MSP技術者の効率と生産性の最適化など、さまざまなトピックに対応している。

 MSPアカデミーのカリキュラムは、MSPビジネスにかかわるあらゆる側面をカバーするトレーニングを提供するように作られている。急速なテクノロジーの変化に対応するように構成されたコンテンツで、3~7分程度のコンパクトなモジュールを用意しており、影響力のある知見を提供する。参加者は、試験を受けて世界最大のデジタル認証ネットワークであるCredlyのデジタルバッジを獲得し、業界や顧客にアピールできる。このバッジは、MSPアカデミーの単位を取得することで、資格を有していること、また継続的に学習に取り組んでいることを示すものとなる。

 今後、アクロニスはクラウド販売パートナーとの協業によるオンラインとオフラインの集中講座や、学習者が常に業界の発展の最前線にいられることを目的とした没入型の学習体験、そして、世界中のMSPがこのプログラムを利用できるよう、オンラインやハイブリッド、オフラインの新たな多言語トレーニングオプションの提供などを予定している。

 なお、MSPアカデミーの日本語版は、24年第1四半期の公開を予定している。