2024年2月10日(土)~12日(月・祝)東京・パルテノン多摩 大ホール(プレビュー公演)、2月15日(木)~18日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、2月28日(水)~3月4日(月)東京・サンシャイン劇場にて、ミュージカルウィリアムウィリアムウィリアムたち』が上演されることが決定した。

本作は、2023年3月~5月に、ソウルの演劇の街・テハンノで上演され、大好評を得たミュージカルウィリアム・シェイクスピアを愛するがあまり、偽作の渦に巻き込まれ、その「嘘」と「本当」が見事な逆転を見せる、かつてないテイストの作品。シェイクスピアの遺作とされる戯曲「ボルティゲルン」の偽作議論に巻き込まれた父子と、新しい遺作を持って現れた未知の紳士 Hの3人が裁判所で繰り広げる熾烈な攻防を描く。“シェイクスピアの作品なのか、違うのか”をめぐる裁判の結果は果たして……? 実話をもとに作られた、日本初上陸のミュージカルだ。

演出は元吉庸泰が手掛ける。そして出演は、本作がミュージカル単独初主演となるAmBitious のメンバー、大内リオン、名作から2.5次元まで幅広く活躍する岡 幸二郎、ミュージカルドリームガールズ』『ミス・サイゴン』への出演も記憶に新しい駒田 一の3名。

18世紀のロンドンを舞台に、たった3人で、時に甘く、時に激しく、特に優しく奏でるその旋律を楽しみにしよう。

【あらすじ】
産業革命が始まった18世紀のロンドン
工場が忙しく稼働し続け、そこから生れる利益が個人の身分まで変える時代に、人々を一気に注目させた事件が発生する。
シェイクスピアの遺作と聞けば誰もが熱狂するロンドンの社会にアイルランドの父子が、シェイクスピアの遺作とされる戯曲「ボルティゲルン」の偽作議論で、裁判にかけられることになったのだ。
息子の為に情熱的な弁論を広げるウィリアムサムエルアイルランド、陳述のかわりに自分の話を始めるウィリアムヘンリーアイルランド、新しい遺作を持って現れる未知の紳士 H。
この裁判の結果は果たしてどうなるのか?


大内リオン コメント

AmBitious の大内リオンです。
今回、僕の夢であったミュージカルの主演を務めることになりました。
初めてのミュージカル、外部の舞台ですので、演出家さんや共演者の方々に沢山お世話になると思いますが、その分技量を増やして傑作の舞台に臨みたいです。
自分自身シェイクスピアの作品で『ロミオとジュリエット』が大好きで、この舞台は「シェイクスピアの作品なのかどうか?」「裁判の結果はどうなるのか?」あらすじを見て考えるだけで楽しく、よりこの作品やシェイクスピアについて知りたいと思いました!!
皆さんの期待の遥か上を超えられるように精一杯頑張ります。どうぞ劇場にお越しください。

演出 元吉庸泰 コメント

この度演出を担当することとなりました。さぁ、約100分! 出演者は3人! そんな潔ぎよきミュージカル。そして、ストレートで美しい楽曲に彩られたこの物語は、ちょっと複雑そうに見えてとてもシンプルで、普遍的です。若き主人公が感じていることが稽古場でリアルに起こっていくのではないかと、今からお稽古が楽しみで仕方がありません。僕自身もキャスト・スタッフの大先輩たちに囲まれ、今は若干びびっています笑 が、ありのままを炙り出すようなこの作品の魔力は、きっと清々しい新春の風を吹かせてくださると信じている次第です。これはたくさんの人の心を打つ作品となります。どうかお楽しみくださいますようよろしくお願い申し上げます。

(左から)岡 幸二郎、大内リオン、駒田 一